本人より本人に詳しい吉田豪によるインタビュー。
TEAM-0の東京進出や解散における秘話満載。
しかしなによりも、山崎の狂気に対する感覚が鋭い。
解散し、一人になってしまった山崎が求めた狂気。
全てを失い、なにも出来ないからこそ、
なんでもやってやるという結論に行き着く。
結局、自分は普通であることに気付いたようだが、
狂気を求める動作に、ある種の怖さを感じた。
山崎邦正はアホで売っていると思っていたが、
意外なほどに彼の言葉には語彙が豊富。
心理学の勉強もしているらしい。
芸人は馬鹿ではできないというが、
この世界で20年出続けている凄まじさを感じさせられた。
他にもひろゆきインタビューはボリューム満載。結構読み疲れます。
前作の「相羽奈美の犬」はオカルトとブラック・コメディと悲恋を組み合わせて犬になるしか救いが無い人間をテーマにした凄まじい作品だったのですが、本作はネグレクトされた魂の慟哭と救済を5歳児との共同生活から見出す女性のメロドラマを真っ向から描いています。
松田洋子さんの絵、端正かつ可愛らしい主人公(&動物)達と花輪和一氏並に怖く下劣な敵対勢力とのギャップが凄まじく、主人公が抱えたトラウマが容赦無く描かれているので通常のお涙頂戴漫画とはやはり一線を画しています。
松田氏の貧困描写は掲載誌ビーム内でもそばつゆだけを飲みながら漫画を描いていた市橋俊介氏の自虐ネタをはるかに超えて、丸尾末広氏レベルの説得力が有ります。
ダブル・ミーニングの題名「ママゴト」らしく、この巻で描かれている実に危なげで儚い幸せは雪の上の焚火の如くあっさりと消えてしまいそうで、今後の展開が実に気になります。
かなりクセが有りますが、個性派松田氏の面目躍如の一冊です。
往年のスタンダードナンバーの数々を稲垣さんが伸び伸びと唄いきります。 懐かしい旋律が現代のアレンジを与えられ、新鮮な輝きを放ちます。 様々なアーティストとのコラボレーションも聴きどころ。 冒頭からラストまでググッと惹きつけられっぱなしです。
本当に贅沢な作品。 まさに稲垣さんの新境地です。
ヤクザ映画は、善者が悪者の執拗な仕打ちに耐えに耐えて・・最後に一矢報いる! 日本人好みが定番だが、 本作品は、珍しくシャブにはまった在日の女性を主人公にし、義狭心溢れる浪速の親分の元で「人間修業」を積む姿と、 周りの仲間の温かさや、在日故に散り散りとなった兄弟愛etcが、巧く描かれており、人間の原点の大切さを考えさせられる、 迫力のある仕上がりになっている!!
思い出すのはオンのあんな顔やこんな顔、ぐねぐねしてる姿、嫉妬に燃える眼差し…笑。 犬好きの方、犬と暮らしたことがある方ならなおのことニマニマしちゃうのではないでしょうか。 笑った顔や嫉妬した顔、しょげた背中、ふてくされた態度等々。。もはやうちの犬かと(゚Д゚)
オンのふとした表情や仕草のひとつひとつに松田洋子さんの鋭い観察眼とセンスが光ります。
ホラー誌に掲載されていたこともあり、人間への鋭い観察眼が鋭すぎてホラーに。。!゚Д゚) だけどオンがついてる!オンがいるから大丈夫!細かいことはさて置き、オンと出逢ってしまえばあとはオンがなんとかしてくれます!たぶん!
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