このマンガが他の少女マンガとひと味違うのは,主人公が単に
他の男にふらついているわけではないことだ。
本当に,ミキが銀太と遊の両方,恋愛面での「好き」だったら,
私はこのマンガをこれほど愛してはいないだろう。
「親友をその恋人にとられてイヤな気持ち」…。
よく分かる気がするし,鋭い見解だと思う。
「友情」の「好き」と「恋愛」の「好き」を親友の恋愛を通して
学び,成長する主人公を描けるところが,吉住渉の凄いところだと思う。
ミキと幸せに生活して,本当に遊の笑顔がやわらかくなっていて,
読者までもが嬉しくなってしまう。
ミキと遊は見ていてほほえましい,永遠の憧れのカップルだと思う。
追悼!の一言に尽きます。ARIAで聞いたのが最初の歌声、もうナマで聞くことはできません。
せめてCDでその歌声を手元に残しておきたいものです。
この巻でとくにおすすめなところは
放送部のインタビューにけろっと答える遊に光希が銀太の事好きだった頃の回想シーン
銀太の嘘ついた気持ちもわかるけどなんだかなと思えるところや
保健室での遊の行動に光希と遊の朝食でのシーンで
なぜ題名がママレード.ボーイなのかわかるのでおすすめします。
他にもいろんなどきどき最後の銀太の発言にどうなっていくのかわかっていてもどきどきさせられます。
この完全版,表紙の色合いが凄く綺麗で,「完全版」と呼ぶにふさわしい
出来です。心から買って良かったと思う。
この完全版の表紙のかきおろしを見て思ったのは,何だ,吉住渉先生は,
ちゃんと昔の絵も描けるんだ,ということだ。
吉住渉先生の作品は殆ど全て読破したが,最近の作品は,時代の流れに合わせて,
超ミニスカの女の子や,濃いめの化粧をした女の子がメインだ。
それは何となく寂しいことだった。
清楚で,どこか気品のあるキャラが魅力だったのに,その良さがあまり
出てこなくなってしまったからだ。
しかし,この完全版の表紙で安心させられたし,嬉しかった。
あえて時代に合わせるのではなくて,「本当に魅力的な女の子」を
描いて欲しいし,吉住ファンが求めているのは,そういう主人公だと思う。
登場人物の中では蛍くんの大ファンです。 最近アニメを見る機会があり、遊が歌っていた歌が聴きたくて、購入しました。 そしたら他の歌も名曲ばかりで、暇さえあれば毎日聴いています。 アニメで使われていたとは思えないくらいレベルが高い作品なので、もっとたくさんの人に聴いてもらいたい!! 私が好きなのは、「太陽を捜して」「感じていたい・・・」です。 それにしても、どの声優さんも歌が上手いです。
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