私がチェックしたかぎり、選択科目については、倒産法と知財法がほとんど。 労働法に関しては、私の見間違いでなければ、わずか1人分だけでした。 ほか、経済法、租税法、国際法なんかは0通です。
というわけで、選択科目に関しては相当偏ってます。 知財にそんなに割くなら、労働法選択者の上位合格者を選んで載せてもよかったと、個人的には思います。 ちなみに、私は経済法選択で、毎年1人分は掲載されてただけに、残念なところです。 最近、辰巳の答案回収に偏りが生じているというウワサもまんざらではないかもしれません。
というわけで、ネットでご注文される方は、いま一度自分の目で確かめてから購入されることを勧めます。 また、ハイローヤー2月号で毎年恒例の比較答案が掲載されるので、そちらを買うのもありかもしれません。 私的には再現答案をたくさん読むより、実際に起案してゼミなりでじっくり検討する作業の方が圧倒的に有意義に感じるので、 手頃なハイローヤーで済ませています。
巷の自己啓発本とまったく変わりません。ダメだというのではなく基本的な努力を外さない、ということが書いてある(だけです)。 これ以上書けもしません。成功者はタユマズ、単調な努力を毎日積み重ねただけです。 基本書と過去問の往復、繰り返し。これに尽きるのです。 「なーんだ」と思うならやってみてください。毎日10時間やれば1年でどのような試験でも合格します。それプラス計画の見直し改善修正で合格へ一直線です。それが書いてあります。挫折しそうになたら各自で考える、他人のやり方はあくまで参考です。 篠田さんのやり方で2年はかかりすぎ!途中でだいぶダレたのかなあー?。同じ問題を10回やって答えを覚えてもダメです。問題の趣旨、出題の意図を考えて類似の問題を解けるようスキルを上げること等を書いてないから、★2個減にさせていただきました。悪しからず恵理香ちゃん。
司法試験塾「伊藤塾」塾長である伊藤真氏による幸福な人生を送るための時間術を説いた一冊。
私は次の点に着目しました。
・ダラダラと過ごすことは良くないと言われるが、そのダラダラが自分の好きなことで、そのあとで自分を追い込んで結果を出せるのであれば素晴らしい。
・時間を有効に使うには早起きがいいと言われるが、そうではない。早朝だろうが夜だろうが、自分が合っていると思う時間を使えばよい。自分が決めた時間に起きられないなど、意思を貫けないことのほうが問題なのだ。著者は一日のスタートを夜十一時とし、そこで睡眠も含めて一日の計画を立てている。
・一般的な時間管理術の本には、いかに効率的に時間を使うかということが書かれている。しかし、効率的に生きるほど「時間がない」と感じるようになってしまう。効率的でない時間があってこそ豊かな人生が送れるのではないか。
・人生のゴールを見定められてない人が「自分には大きな人生の目標があるはずだ」と思っていると、自分探しで人生が終わってしまうかもしれない。あまり大きな目標を探そうとせず、まずは目の前のワクワクすることをやってみるといい。
・著者は昔はマイナス思考の人間だったが、壁が高いほど挑むことに価値があると考えるようになり、良いことも悪いことも夢へのエネルギーにすることができた。
・ヨーロッパへ旅行したときに現地人と自分の気持ちの持ち方が全く違っていて驚いた。同じ時間でも気持ちの持ちようで豊かに過ごせるかどうか、全く違ってくる。
・自分の司法試験の勉強のとき、本番のつもりで、明日が本番でも大丈夫と思うことで緊張感を持ってやっていた。それが結果につながった。
・人生は有限だが、自分の「生き方」は遺せるものであり、無限なものと考えることができる。そうすればあくせすと過ごすことなく、大きな夢を持つことができるのではないか。
目の前にある仕事をいかに速く片付けるかではなく、自分の夢に向かってどのように生きればよいか、参考になる一冊だと思います。
ラミーサファリの次の万年筆として、購入。 サファリも好きでしたが、これのおかげで一気に使用機会が減りました。
まずは、ペン先。 一般的な14金を使った10号ニブで、適度な大きさです。 ペンを紙に当てた時に、心地よいはね返り(弾力?)を楽しめます。 「ああ、万年筆のイメージ通りだ」、そういう感じです。
ボディは、見た目の通り個性がありません。 しかし、太めのボディなので長時間の筆記でも疲れにくいです。
筆跡は、細めです。 しかし、書きにくさや引っかかりなどは感じられずに、快適に筆記できます。
初心者がある程度万年筆に慣れて、「もう一本万年筆が欲しいなぁ」そう思った時には最適な商品だと思います。
正直、他の受験生に読ませたくないほど素晴らしい内容だと思います。
第1部の講義編は最先端の憲法解釈が示されています。
それをどのように具体的事案で使うのかが
第2部の演習編で示されています。
優しい内容ではありません。
本書の思考方法がマスターできれば新司法試験は優にクリアーできる
と思われるほど、高度かつ最先端の内容を含みます(学部生は手を出すべできはないでしょう)。
ですが、驚くほどわかりやすく明晰に解説されています。
演習編は新司法試験の出題形式に添っています(弁護士、公権力側、裁判官の判断それぞれ立論させるもの)
問題数は9題と少なめですが、主に最近の超重要判例を題材に(もちろんオリジナル問題もあり)
1問1問が非常によく練られており、かつ解説が重厚なため、
問題数を多くこなすより得られるものは多かったです。
(もちろん2時間かけてきっちり答案を作成することが前提)
また何と言っても、受験生の立場からすれば、
答案例が付されているのは大変に有益です。
三段階審査について、著者の解説・論証例をみる限り
二重の基準とやっていることは大して変わりない印象でした。
(保護範囲の設定→制約の認定→正当化…目的手段審査)
また本書を通じて、今までモヤっとしか理解できていなかった部分が
明快に理解できるようになりました(たとえば29条1項と2項の関係)。
それから、今までいかに判例を杜撰に読んでいたか思い知らされました。
(この判例はこういうこと言っていたのか〜と思うことが多々ありました)
他の憲法学者もこれくらい『わかりやすく』書いていただければと思うほどです。
宍戸先生の本より断然こちらがおすすめです。
木村先生にはできる限り早く体系書を刊行してほしいものです。
一部に誤植が多いという指摘がありますが、
ほとんど内容に関わらない一見して分かるものですし、
著者のブログにも指摘されていますので、
今買っても全然問題ないと思います(増刷の際は訂正されると思いますし)
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