主演はモデル出身の新人、佐々木崇雄と奥田監督の次女、安藤サクラ。山口県の下関を舞台に、お嬢様の女子高生とヤクザな青年が繰り広げるビターな純愛ストーリー。
ベタで強引な展開があったり、突っ込み所もありますが、序盤はけっこう面白かった。
ただ中盤以降、在日問題が出てきてからはなんだかストーリーが散漫になってしまった印象でした。単純に、ヤクザの青年とお嬢様女子高生の恋を描いた方が面白かったような気がします。
下関(人口の5%以上が在日の方)が舞台ということで、監督のインタビューによれば在日の問題はハズセなかったようですが、なんだか無理やり在日問題を入れたような感じで少々違和感がありました。
安藤サクラは、オペラの歌唱法に果敢に挑戦していて好感。お母さんの安藤和津にソックリだけど美人じゃないだよなぁ。(苦笑) でも、なかなか演技はうまくて良かったです。大竹しのぶや寺島しのぶみたいな路線でいけばいい、この先楽しみな女優の誕生ですね。
チンピラ役の佐々木崇雄は、いい雰囲気を持っているけど今回の役には合ってない感じ。「殺気」がどうも感じられない。
北村一輝や夏木マリはさすがの存在感で、彼ら登場すると画面が引き締まります。
奥田監督の前作「長い散歩」ほど心に響くものが無かったですが、秀作と言っていいと思います。
本作では敢えて大団円を用意せず、爽やかな青春映画路線を生真面目に狙った風で、それも良し。小説や特に漫画を原作にした映画ばかりの中、オリジナル脚本で勝負している奥田監督の姿勢、心意気に頭が下がるし今後も応援したいですね。
以前仕事で盛岡に行った際に偶然知り、イッパツで気に入った曲たちです。NHK盛岡にもCD化の予定等を問い合わせましたが、その時点では未定で、なんとかCD化あるいはDVD化されないものかとずっと願っていました。やっと念願かないました(笑)。実は画像もいいんです、これ。個人的には「大根コン」の方が泣けます。こんな良い曲たちに囲まれて育つ岩手の子供たちって、幸せだなんだなあとつくづく思います。
ご存知、TBSの人気刑事ドラマ『ハンチョウ~神南署安積班~(佐々木蔵之介さん主演/中村俊介さん/塚地武雅さん、ほか)』のコミック(漫画)化!!です。
発売を知りませんでした、今日届き、今、読んだばかりで、待望の2巻が発売予約中なので、予約したところです。
絵柄もカッコ良くて素敵(特にやはり扉絵の安積班長が…)、私は女性ですが、死体や血がなまなましい、とかが無くて読み易いです。
役者さんにちゃんと似てるところもナイス!!
ドラマを漫画化しただけでない迫力もあります。(が、『ゴルゴ31』のようなものすごい劇画調ではありません)
ほとんどドラマを観ているのですが、このストーリーは、コミック化のために今野敏さん(原作者)が書き下ろしたものでしょうか?、それとも、実は私、これからノベルを読むので、その中に出てくるお話なのでしょうか? (この本の説明に、オリジナルストーリーも含まれる、とあります。)
刑事ものはストーリーが似ているので、観たような観ていないような…。
1巻は、「エピソード1・2・0」となっており、単発で読み切れる話が3作、それから巻頭で、2巻から先に続くであろう話の始まりが描かれています。
2巻、即、読みたし!!
漫画(作画)は、浦川まさる&佳弥さん姉妹となっており、読み終わって、各キャラクターを分担して描いてらっしゃるとのことですが、言われてもわからないくらい普通に自然です。
ちなみに、巻末に「おまけまんが あづみはん」という本編と同じ(か、それ以上?)ナイスな、ハンチョウちびキャラの4コママンガがありますが、はじめにパラパラやった時、面白そうなので先に読んでしまいました。 2巻にも、「おまけまんが」望む!!
『ハンチョウ~神南署安積班~』ファンの方も、そうでない方も楽しめる?刑事ものコミックスです。
自分は安積班長には賛同出来ない事が多く、見終わってモヤモヤする話が結構多い。キレイ事が多すぎるなーって。復讐する犯人の話って結構あるけど、犯人に感情移入させるだけさせといて、そのくせキレイ事で強引に纏めてる感が…。後で、よーく考えたら、やっぱり誰も救われてないって思ってしまうな。
今までのシリーズを観ている人にとっては、こんなの違う!と思われる人もいるかと思いますが…このシーズン5は、全く別物と考えて観て欲しいです。 今までのシリーズは、始めからチームワークや人間関係が出来上がっている状態から物語が始まるのに対し、今回は部下との人間関係を築くところから始まり、いろんな事件を共に解決していく中で、次第に絆が深まり…チームが出来上がっていく過程が描かれています。 上司の命令やチームを無視して行動しがちだった尾崎(←彼の行動の理由は物語の中で明らかにされます)が、安積班長によって次第に変わっていく姿が、特に良かったです。 小池と結城の若手二人の成長物語も見所。 キャラ同士の掛け合いが、なかなかコミカルで楽しいのでそこも見所。 個人的に好きな話は、尾崎は6、7、10〜12話。結城は3、5、8話。小池は4、5(この話で彼の路線が決まった気が・笑)、11、12話。(安積班長は見所多すぎるので、話を絞れません・笑) 今までのシリーズを全く知らない人でも、問題なく見られます。 むしろ、初心者の方が純粋に見られるので、良いかもしれません。 今までのシリーズを観ている人は一度リセットして、新たな気持ちで見ることをお勧めします。
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