前半には、『DAMNATION』から全曲をプレイ。基本的に、『DAMNATION』を1曲目から順番に行われます。後半は『BLACKWATER PARK』と『DELIVERANCE』からのヘヴィな大作ナンバーが演奏されます。 ほのぼのとしたMCとか、黙々とチューニングしてるトコとかも収録してて結構アットホームな感じなのですが、やはりいざ演奏が始まると一転!!緊張感のある楽曲を力量のあるメンバーたちが鬼のようにプレイし始めます。 あまりステージングには凝っておりませんが、演奏が見られるだけでも価値ありでしょう。
スウェーデンのメロデスバンド、オーペスの4th。1999作
1995年の1st以来着実に音楽的に深化をとげてきた彼らであるが、
前作3rdはどこか中途半端で散漫な印象だった。
今作ではそのプログレッシブな方向性は間違ってはいないのだ、とばかりに
楽曲の世界観とイメージを強化させることで、充実の一作となった。
ツインギターの絡みをメインに流麗なメロディとセンス抜群の楽曲構築が炸裂。
全7曲中5曲が9分以上という大作主義もこのバンドならではだ。
アコースティックギターを巧みに用い、デス声とノーマル声を使い分け、
曲は暴虐性よりもプログレ的展開美と静かなる叙情を感じさせる。
メロデスというジャンルを「芸術作品」にまで高めた彼等の功績は大きい。
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