気軽に聞いてください。それが1番です。
タイトルにある通り1983年から1989年、コロムビアレコードに
所属していた頃のシングル集。
しかもA面だけではなくB面まで収録した、まさに「完全版」です。
これまでCD化されなかった
「アタシはばってら」(アルバム収録とは違うバージョン)、
「あったらコワイセレナーデ」、「アホが見るブタのケツ2」
(後にベストに入ったのとは違うバージョン)
さらにアルバム未収録の「ウシ」、
「小市民2」のシングルバージョン、「AWAN AWAN!!」
そして幻のデビュー曲「寿限夢No.1」とそのB面
「真冬のロンリービーチ」も収録されています。
こう書くとマニア向けのアイテムのようですが
どの楽曲も、非常に凝って作れてる上に
若い頃の勢いがあり、大胆かつ繊細な楽曲が楽しめます。
今の嘉門達夫には正直大胆さも、繊細さも感じされないので
この頃の気持ちをもう一度思い出して欲しいなぁと切に思いますね。
ライナーノーツも嘉門ファンの方が書いていらしてるようで
読み物としても楽しめます。ファン必需品の1枚です。
ただ、ファーストアルバムからの収録曲は
「業界人間ベム」じゃなくて「トキメキのオバンチュール」
にして欲しかったなぁ。
めいっぱいぎちぎちに詰め込まれた曲数。 どうやら、これがこのアルバムのウリらしいが どうも「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」的な感じがしてならない。 サビの部分を2度3度繰り返して聴かす「新替え唄メドレー」 同じフリの部分も続けざまに何度も聴かす「吹雪」 相変わらずヤケクソ気味の「ショートソング」「会話」などなど こういうしつこいのは聞いてて苦痛だ。 また、「月宮殿」や「渇望」では彼なりに世の中を斬ろうとしているのだが 何か斬りきれていない気持ち悪さが残る。 ただ「諸行無常」「国会議員員体操」「政見放送」など新しい試みが 成功したパターンもあり、もうちょっと時間をかけて ネタを練り直したり、厳選したりしてアルバムを作って欲しかった気がする。 また、こういう曲がずらり並んでるからこそ 「ソリャニャーゼ・セニョリータ」のようなシンプルな歌の良さが際立つ。 こういうのを軸にしつつ、ちょっとだけ冒険してくれるのが理想なのだが。
香川照之の「静かなるドン」シリーズで 一番好きなシリーズがこの(6)です。 シリーズ前半はストーリー的にも軽く捉えられていた感じが ありましたが、このシリーズぐらいからストーリーに重みが感じられ、 この(6)に関しても、クライマックスのシーンは 悲しい場面ではあるし、感動する場面でもあります。 香川照之のドンとしての威圧感がこの作品が一番感じられるんでは ないでしょうか? この(6)に関してはレンタルしては何度も観てしまうほど・・・ いつかDVD化されることを願っていましたが、 待ちに待ちました!!
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