ホラー漫画界の奇才、御茶漬海苔の代名詞ともいえる『惨劇館』の文庫版第2巻です。 第2巻は、悪魔に取り憑かれ、周囲の人たちの首が次々と消えてしまう少女を描いた長編「消える首」(少女が消えた友人の頭を口から吐くシーンは圧巻)に加え、女子生徒の体内に爆弾を埋め弄ぶ教師を描いた「人間爆弾」、殺された母、殺した父のどちらを信じればよいのか分からない娘の葛藤を描いた「メモ」(床下に詰められた蝿の集る死体には愕然)など、短編も充実。 しかし、それらよりも自信を持ってお勧めしたいのは、やはり「ブラインド」と「童鬼」の2つの短編です。 愛情とは、ちょっとしたきっかけでこうも容易に嫉妬や憎しみに変わり、そして殺意に変わってしまうのか。誰しもが持っているであろう心の闇を鋭く抉り取り、ショッキングに描いたこの2つの作品は、分かっていても深く考えることをしなかった何かを、私たちに再び突きつけてくるかのような錯覚を起こさせます。詳しい内容には触れません、この2作品は是非皆さんご自身の目で。 コミックスおよそ2冊分の充実した内容で、読み応えは十分。第2巻は、文句なしに5つ星でしょう。
血の章とは、また違った感じで好きでした。
井口かのんさんの 『永遠の月曜日』は考えさせられました。
すべて実話なので、人気マンガ家さんがネコにめろめろな様子が楽しめます。
聞いたことないマンガ家さんのほうか多いですが、そのなかにもうまく描かれたものもあり。
筆頭の伊藤潤二先生の作品は群を抜いていて、楽しめますが、その他は山ナシ意味ナシオチなしです。
猫がでれでれに好きな方、マンガも大好きな方にはお勧めできます。
個人的には、「好き」です。
このゲームはアドベンチャーなのだが、1500円にしてはボリュームがそこそこあってお得。しかもどこまでどのように進んだのかを表示するフローチャートがあるので親切。声も入っている(ただし棒読み...笑)
表紙の女の子の絵は可愛いけど 作中の話はホラー界の巨匠・御茶漬海苔のあの何とも言えない 不気味なリアル感漂う雰囲気で描かれている。 正に怖い物見たさならぬ痛い物見たさな本。 異世界ではなく普通の日常の中に潜んでいる激痛という恐怖のワナ。 そこが怖い。つまり誰にでも起こりえる痛みの恐怖という事なのです。
全部で22のストーリーが収録されていて 話のオチページの欄外には作者の一言コメントが掲載されていて 少しだけ痛みの恐怖が緩和される。 痛みのレベルが1〜6まであってレベルが上がるにつれ当然恐怖も増す。 読んだ人にだけ分かるある特典付きなので 痛い話に耐えられそうな人にはオススメです。
個人的に一番痛かったのは ミミカキ(これがレベル4ていうのも恐ろしい・・・) 一番怖かったのは ラーメン(さすがレベル6。これはもはやホラーとしか思えない・・・)
決して派手に見せ場を作るという訳ではなく 淡々とシンプルに悲劇(または惨劇)を描いている所がまた逆にリアルで怖い。 「あっ」と思った時にはもう遅い。 読んでいて何度か「あ〜痛い痛い・・・これは〜ちょっと・・・痛いわ〜」と 一人つぶやいていました。これはある意味ホラー漫画ですね。 怖いけど面白かったです。 作者は続きとして次回は昆虫ネタで「かゆいんです」なんてどうですか?と仰っていますが 次回作があればまた読んでみようかと思っています。
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