著者は、航空法、航空安全の専門家です。
昭和60年の日航機123便事故の翌日の某新聞誌上で、著者は、航空法調査研究会 代表幹事として事故に関する座談に識者として参加されてました。まだ細かい 事実が判明する前の段階で、さまざまな角度から専門的な考察をされていました。
飛行機の安全と言っても、自分を含め、一般の人がどれほど問題関心をもってのぞ めるトピックか、簡単に表現することは難しいと思います。多くの人は、国内や 海外へ仕事や旅行で行くための手段として飛行機を選択し、そして、搭乗時、 稀に大きな機体の揺れなど怖い経験をすることがありますが、結果として目的地 に到着すれば、飛行機の運航の安全に関心を持つこと自体が難しいのではないで しょうか。
この本は、もともと幾つかの論文を中心に編まれた本であり、かなり専門的です。 自分は航空機事故に関心をもったことがきっかけて、本書を手にとりましたが、 すべての内容を理解するのは難しいと感じました。テクニカルタームが多く、また 特定のケースで、運行中の航空機をさまざまな角度から分析する際、図版なども 無いため、航空関連の仕事をされている方でないと具体的なイメージを持つことは 難しいかもしれません。
著者は、安全をおびやかすさまざまな要素、中でも人的要因に起因するインシデント の分析手法を提唱します。要素を独自にマッピング・定量化し、評価することで、 大事故を未然に防ぎ、航空の安全をもたらすという展望が基本にあります。
まだ本書が出た1998年には顕在化していませんでしたが、インシデントの処理や運用 において、属人的な領域をミニマムにし、スキルを「標準化」することで業務を管理 するという視点と共通する部分があるかもしれません。
1章 事故の前には必ず予兆がある 2章 パイロットが体験した前事故事象 3章 管制官が経験した危機一髪 4章 機体に潜む危機と闘う整備士
専門的な職業の内部に精通した著者が、アンケートの結果を元に展開する論旨には 説得力があります。一貫した真摯な態度で航空安全に長年とりくまれた著者の成果と して、一般向けに書かれた貴重な書物だと思います。
第一巻からずっと読んでいますが、今回はすごく良かった! 個人的にはシリーズ中の1、2を争うくらい大好きな巻になりました。
いつでも可愛く前向きで、周囲を幸せにする千代菊ですが、 今回はそんな彼女(?)でも解決できない問題が発生します。
それが「声がわり」です。
突然の声がわりの予兆にショックを受ける千代菊。 悲しみに涙をこぼす彼女に手を差し伸べた「あの人」と最初で最後のデートを・・・
今までの多くの話では、とても素敵な女性で、ちいさな女神様のように幸運をつれてくる千代菊なのですが(笑)、 今回は年齢相応の、心の揺らぎが表現されていてとても良かったです。
ただし、この巻からは読み始めに適さないかもしれません。 現時点で44巻もあるので、全ての作品を読んだ人向けとは言いませんが、 ある程度はシリーズを読んで、色んな想いや経験を重ねた千代菊の背景を知っていた方が、 より深く楽しめると思います。
誰もレビューを書いとらんので、出張りましたが…前世で小犬を拾い、生き別れになった3人の男性の前に、小犬が現世に現れ三者三容(様?)の姿になって、3人の女性の姿で恩返しをしようと健気に頑張る、涙無しでは見れない映画です。過去世で車に轢かれた犬を3人の男の子が助け、束の間の幸福を築くのですが…此の映画を知らない人は絶対に人生を大損してると思います。犬と悲しい別れを経験した事が有る人なら絶対に此の映画の美しさ、飼い主に対する犬の無償の愛や切なさが解ると思います。ベートーベンと同じ位に、犬の映画では私は好きです!こんなに良い映画がマイナーで不人気だ何て、とても悔しい残念な想いです。隠れた名作です! つたない下手クソな文章で後免ですm(_ _)m
これからSeason7がはじまる、TVシリーズのサントラ。以前発売されていたものとは内容が若干異なるようですが、どれもこれも耳に馴染んだ曲ばかり。聞いていると、様々な名シーンが蘇っててきますね。
「暴かれた罪」「終りの始まり」「真実の翼」「別れの予兆」など、なるほどなぁとうなずくタイトルもつけられた全30曲、64分超の大作です。タイトルだけから見ると、Season1〜4までのものが中心のようで、土曜ワイドの頃の曲はなさそうですが、それでも充実した内容でお腹いっぱい。
個人的には、オープニングの空撮画面に流れる(10)が好きなんだが、「迷宮の扉」なんてタイトルがついた。確かに、これからはじまるドラマを暗示してるようね。
ブックレットのインタビューに応えて、「曲のイメージに芝居を合わせようとしている自分を発見する」なんて右京さん・・・。謙遜だろうけど、わかる気もするなぁ。
NYのジャパン・ソサエティーで「BYE BYE KITTY!!!」展が開催されていた。
そこで池田学氏の「存在」という作品に思わず見入ってしまった。
大きなキャンバスに描かれた大樹。
よく見ると、大仏・人・獣・人外のものetc・・・が書き込まれている。
宝探しのようで何時間でも見ていたくなる。
画集が今日届いて、「すげー!すげー!」と何度も独り言を言いながら見た。
私は美術には詳しくない。
絵に驚嘆することなんて普段はない。
狙ったわけではないだろうが、雰囲気的にジブリっぽい作品も多い。(ラピュタ、トトロ、千と千尋)
あの世界観が好きな人はきっと気に入ると思う。
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