フェリーニの想い描いた、ウソっぱちの古代ローマ世界が 次から次へと目の前を通り過ぎてゆく様は、正に圧巻です! そこで描かれるのは、 男色、裏切り、人身売買、天災、祝宴、飽食、淫乱、乱交、 異教、奇形、戦争、奴隷、暗殺、死肉喰.... 書き出してみれば、もうそりゃキリがないほどの およそ人間がやっている罪深い行為の一大展覧会で、 正直、始めのうちはあまりの異世界ぶりに打ちのめされ、 抵抗を感じました。 が、不思議な事に見終わった後では、まだこの中に浸っていたい、 と感じさせる魅惑的な夢幻世界です。 まるで巨大なフレスコ画やグロテスクな彫刻の数々を、 時間の流れを溯れる小舟にでも乗せられて見せつけられるこの映画は、 『フェリーニ・ランド古代ローマ版ジャングル・クルーズ』 とでもいえば、一番雰囲気を伝えているような気がします。
この映画が封切られのが1969年(日本ではその翌年)。ヒッピーに象徴される既成文化・秩序の破壊が進行中の時代であり、新旧文化スタイル・倫理感の摩擦熱を古代ローマのなんでもありの世界に投影した作品だ。
ストーリーはあってないようなもの。理解するよりも感じることを求める映画。
しかし、art for art's sakeで、ぶっとびすぎの感は免れない。万人受けする映画ではないことは確か。
ろくでなししか出てこない映画です。ある意味笑えます。だが、そこをフェリーニの腕で微妙に仕上げています。最初にテレビで拝見した時、驚嘆いたしました。「フェリーニのローマ」と並ぶ過激な作品です。楽しめますよ。
今やブラックメタルだけにとどまらない彼らの音楽(^-^)/
初期のバリバリなブラックも大好きだけど、Volcano以降の音楽性も大好きだ!! 彼らのそういった考ぇ方が分かってなぃブラックメタラーは駄作だとか言ぃそぅだな…。
前作もそぅだけど、リフがいぃ!!何度も聴きたくなる!!来年はジャパンツアーもあるし、これからも頑張ってほしぃ(^O^)/
イマイチではないのでしょうか。 お気に入りの「サテュリコン」が映像化されているらしいと最近知り購入したのですが、うーん…。 原作があるものが映像化されると往々にして何かしら不満が出てくるものですが、これは特にがっかりが多かったです。 ※特にギトン(映画ではジトーネ)がアスキュルトス(アシルト)についていったっきりエンコルピウス(エンコルピオ)の元に戻らなかったところが残念。 これはもう「サテリコン」という新たな一つの作品だと思ってみたほうがいいですね。 そう見ると映像と音楽はなかなか目を楽しませてくれます。特に秀逸なのは神の子!人間とは思えない美しさと不気味さを兼ね備えた子です。この子を見る為に買ったんだと思うなら惜しくはありません。 しかし総合評価としては☆3です。
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