前作の怪人である山口さんも有名で実力のある方です。しかし、このCDの今井さんの怪人の方が表現力と歌唱力、声量は勝っていました。ヒロインのクリスも可憐さと愛らしさ、歌唱力の点において良かったです。前作はこの二人が単調でしたが、こちらは豊かです。また、録音が新しいためか非常に臨場感があり、声の響きが良いです。 ちなみにこのミュージカルは、同じ『オペラ座の怪人』でも数ある恐怖映画とかなり違います。こちらは、甘美な愛のお話です。確かに、怪人による殺人や呪いの言葉など、残酷で恐ろしいものもあります。しかし、それらの狂気は全て、悲痛な叫びにも似た愛のため。哀しくも美しいのです。華麗な仮面舞踏会などを織り交ぜた、悲劇性に富むロマンティックな作品です。とても深い、大人なミュージカルでした。
最近は原語版に飽きて、テレビ放映をBlue-rayに録画した日本語吹き替え版でばかり観ています。 画面がビスタ・サイズなのが難点ですが、個人的には台詞も歌も劇団四季版のほうが好みですね。 元来、フランスやドイツでは吹き替え版で劇場公開されたそうですから、原語版に固執する必要は無いと思います。 折角だから値段が高くなっても英仏独日語版収録する位の贅沢が欲しかったです。 特典ディスクで、少しですが2004年9月収録の舞台映像が見られます。 25周年記念公演で怪人役を演じたラミン・カリムーがここではラウルを演じています。 カメラ・ワークもカット割りも本格的なので、全編収録して一部だけDVD特典に使用し、全部の費用を映画版DVD制作の経費で落とし、あとは非公開で保持しているのでは、と疑っています。 どっちみち舞台上演版の全編公開は当分無理とは思いますが、今回のBlue-ray化でDVD版より画質が向上しているかが唯一の見どころです。
劇団四季で初めてWickedを見て次にブロードウェイ版を見ました。
本当に素敵な曲と希望溢れるお話だと思います。自分の信念を貫くと言う事や、道を切り開くという事の大切さを教えてもらっています。
歌は間違いなく素晴らしいし、コーラスの迫力や厚みがすごいです。やはり英語版の方が歌詞と曲の密着度が高いと感じます。日本語版もすばらしいですが、英語で書かれた曲は英語で歌われるのがやはりしっくりきます。そして初演のキャストというのはなんといっても特別です。
元気が無い時に元気を貰える一枚です。
オリジナルは文句のつけようなくすばらしい作品ですが、
スペシャルリミテッドエディションは矛盾部分を修正したとはいえ
「人間に戻りたい」の部分の色合いや画質、キャラクターの顔の違いは隠せません。
特に一番目立つのがベルの顔の違いです。
少ししか登場しないとはいえ、ヒロインですから目立ちます。
他のサイドストーリービデオでもまったく違う顔になってしまっていますが
彼女の顔の再現は難しいのでしょうか?
多大な貢献をしたハワード・アシュマンに感謝と敬意を表しての
スペシャルリミテッドエディションだと思いますが、
わたしはオリジナルのほうがいいと思います。
「人間に戻りたい」を載せたいのであれば、映像特典で
ブロードウェイのミュージカル版をつけたほうが良かったです。
劇団四季のミュージカル「ウィキッド」を鑑賞してから、この原作の方を拝読しました。
私は、どちらかというとこの原作の方が好きです。
エルフィの生い立ち、取り巻く人々、オズに巻き起こる出来事、読み進めるにつれエルフィを応援してしまっているはずです。
ミュージカルはミュージカルとしてご覧になり、原作を読んでも後悔はされないはずです。
ただし、オズの魔法使いの結末はご存知のとおりだということはお忘にならないように。
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