アイネクライネナハトムジーク、ポストホルンというモーツァルトの人気曲をカップリングしたものです。で、指揮は、巨匠ベーム、オケはウィーンフィル、ベルリンフィルとくれば、この価格で購入できるのは、すごいコストパフォーマンスだと思います。 で、内容なのですが、ベームだけあり、遊びの精神はありませんが、真摯に、曲と向き合った録音になっており、この2曲の定番として聞くことができます。アイネの冒頭が聞こえてくるたびに、小中学校の音楽の時間に聞いた(当時は聞かされた)ことを思い出します。 モーツァルトの人気曲の定番として、お奨めの一枚です。
こちらを買った後に 別のベスト(カラヤン101)のほうが
いいとの書き込みを見つけてしまい、ちょっと焦りましたが、
・「魔笛」「夜の女王のアリア」が入っている
・「四季」ソリストがアンネ=ゾフィ・ムター
・「四季」各章ぶつ切りですが春夏秋冬続けて入っていた
これらの点がクラシック初心者の私にとってうれしいベストでした。
この2枚組のディスクにはカラヤン/ベルリン・フィルが伴奏をし、ローター・コッホがオーボエ独奏をつとめたリヒァルト・シュトラウスの「オーボエ協奏曲」がおさめられている。この曲はなかなか再現の難しい曲だと思うが、このディスクにおける演奏は、もう決定的と言ってよいのではないか。「死と変容」「メタモルフォーゼン」などにみられるシュトラウス独特の「かなしさ」が類を見ない見事さで再現されている。曲調そのものは悲嘆に塗りつぶされているわけでなく、むしろ明るい歌をうたうのだが、それが「かなしい」のだ。このへんの表現になるとカラヤン(ならびにコッホ)は、まことにうまい。
その他にホリガーの吹いたマルチェッロの協奏曲、シェレンベルガーによる演奏、はては「クープランの墓」の冒頭部分を吹くレイ・スティルまで収められており、興趣のつきないディスクである。オーボエの好きな方ならばもとめて損はない。
早めのテンポ、あっさりした正攻法、平坦な表現のモーツァルト。 したがって解釈に新味はない。が、ここにはこんなに美しい現代フルートの音色がある。 派手過ぎず、地味過ぎず、軽過ぎず、重過ぎず。 あなたがフルートを演奏する人だったら、このブラウのソノリテを見倣い、精進すべき、最高の見本が聴ける。 それがムラマツの銀のリングキーSRモデルのフルートであることも、日本人にとっては、嬉しいこと。だって、あなたのその楽器(とほぼ同じ)ですよ・・ 繰り返し聴けば聴く程、頑張って練習したくなるCD!
ただし、この再発盤は、20年前のCDに比べ、音質は僅かですが劣化していますね(以前の方がヴィヴィッドで、生き生きした、本当のいい音です)。このため、残念ながら星は一つ落として3つにしました。
本当に素晴らしい。こんな音色を出したいと、改めて思いました。 言いたい事はただ一言。聞いてください。
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