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プリンセス・コレクション
うーん、「ハーバーライト物語−ファッションララより(昭和63年3月)」を気にしていた人がいたら、そのED曲が「6」に収録されていますが、それは「アニメージュ・魔法少女・コレクション」(以降「魔法少女」)に収録されましたよ。でも、「5」も「ファッションララ」イメージソングですが、これは「魔法少女」にありません。
で、「魔法のプリンセス・ミンキーモモ(平成3年10月〜平成4年12月)」の関連曲が「1(初代OP)・2(初代ED)」、「7〜10」は「桃太郎伝説(平成元年10月〜平成2年9月)」関連曲ですね(初代OP→イメージソング→2代目OP→初代EDの順です)。
「魔女っ子アニメ」の曲があると思って注目した方は、「桃太郎伝説」について来られますかね?(逆もそう)
まあ、「アニメージュ・魔法少女・コレクション」が登場したことで、皮肉にも評価は少し下がりました。「6」が「魔法少女」に無かったら「星5個」でしたが、それで「魔法のプリンセス・ミンキーモモ」関連曲が無ければもっと下がっていたでしょう。

 

鎧伝サムライトルーパー[OVA版]DVD-BOX
 アメリカ編は、アナザーストーリーとして、とても良質です。
 平成元年の作品であることが、作中で判る、という硬貨の刻印みたいな「おまけ」もあります(苦笑)。
 特に印象に残っていたのは、征士が拉致られて洗脳されるシーンでの、心象風景。閉鎖的な悪夢の映像なのに、やけに美しかったですね。
 後は、NYポリスの反応は、東京の警察より半端じゃない、という対比ですかね。相手が、不審であれば、トルーパーであろうと容赦なしの、制圧をしてきます。ここら辺は、本編の初回と見比べて観る価値が充分あり、です。

 アフリカ編では、トルーパーたちの、人間としての成長が、皮肉にも「衝突」という形で描かれていて、あまりの痛々しさに、純少年じゃないですが、「やめてよう」と叫んでしまいそうです。
 後に、池田監督がガンダムWで、提示されるテーマの片鱗も、このアフリカ編で垣間見えます。
 作画も、村瀬氏と塩山氏が2話ずつ担当され、クオリティは、今も色あせませんし、この作品が、オリジナル・ビデオ・アニメを商業ベースに乗せた功績は、もっと評価されていいと考えます。

 最後のメッセージ・シリーズは、実に情緒的で、物語として追うには辛いというか、ほとんど、旧作シーンをつなぎ、それを「和歌」として、ナレーションによる「解釈」が展開しますので、新作映像の少なさも加味し、正直、お薦め度は高くありません。
 エンディング曲は、最高にお薦めなだけに、この「実験作」で〆、とするには、残念です。
 別な意味で、後のガンダムSEEDディスティニーの、物語を度々寸断した「相次ぐ総集編」の挿入の、雛形にもなったのかも知れません。同人誌的なテイスト、あり、です。

 ともあれ、登場人物たちが年齢を重ねて、環境を変えていくことを、普通にやる、というのが、とても、サンライズ作品らしく、かつての「宇宙戦艦ヤマト」シリーズに対する「機動戦士ガンダム」シリーズのポジションを、「聖闘士星矢」に対して「鎧伝サムライトルーパー」も同じく「やる」という差別化が、洋風、和風というテイスト以上に、リアル感を、多少なりとも追求したということで、個人的ですが、好感が持てました。
 

 

今ウェブは退化中ですが、何か? クリック無間地獄に落ちた人々 (講談社BIZ)
出版界やウェブ論壇にて密かに全体主義化していた「ネット万能論」に対し、
真っ正面から批判を加えスマッシュヒットを飛ばした『ウェブはバカと暇人の
もの』。本書はその著者による「反ネット万能論」の続編的内容だ。

しかし残念ながら、この続編にはあまり感銘をうけなかった。というのも、言っ
ていることはほとんど前作の域を出ないし、後述する「結論」の部分もあまり
にもナイーブ。ちっちゃい男と思われるだろうが、タイトルも正しくない。この本を
読んでみると日本のネットは「退化中」というよりもずっと同じ、「低空飛行」な
のだ。

ウェブは便利であるが魔法の道具ではないし、大多数のバカと暇人が居座っ
ている場所だ。「夢」ばかりがとりざたされ、その「実」の部分が語られないと
いうのが、前著から連綿とつづく彼の主張であり、批判しようとしているのは、
ネットを無批判に「すごい」「楽しい」とする声なのだ。

しかし、この本を読みながら思ったのだけれど、「すごい」かどうかはさておく
として、暇つぶしとしての「楽しい」の感情さえも否定するのはどうだろうか。
別にあるユーザーが、例えば上地雄輔のブログにくだらないコメントを書いて
「楽しい」と実感するのは、僕自身確かにくだらないとは思うが、個人の健全
な「楽しい」としてそれはそれでほっといてあげてもいいんじゃないか。

それに、著者の論考は「ではなぜネットに「バカと暇人」が大挙して押し寄せ
ているのか」という状況分析の方には、いっこうに進まない。そりゃ国立大か
ら某広告代理店に入り、そこでできた話のわかる愉快な友人たちとの充実し
た日々すごしている人には、「リアルを大切にしろ」で言葉を結べるのだろう
けれど、それでは「バカと暇人」は救えない。そんな結論、あまりに建設的で
なさすぎる。

 

ピネル バイオサイコロジー―脳 心と行動の神経科学
心理学の教科書として非常によく出来ている。否、教科書とは思えないほどで、つい終わりまで通読してしまった。特に心理学を専攻した学生が神経科学を学ぶには大変よい。本書の立場は、序文にある「神経科学はチームとして取り組むべき科学であり、そのなかでバイオサイコロジー研究者が独自に貢献できるのは、行動の専門家としてである」という言葉によく表れている。神経科学を学ぶ者がその基礎のひとつとしての心理学を理解するのにも貢献するであろう(ちなみに評者はこちら側)。各章や節の初めに症例や逸話を、それもしばしば患者本人の言葉で用いて導入とし、理解と興味、親しみを与えているのは心憎いばかりである。と同時に、心理学の通俗本にありがちな逸話だけで構成されているわけではない。分かっているものに関してはきちんとその構造的基盤や神経科学的根拠が、生理学や生化学、薬理学を含めて述べられている。現状ではまだ分からない点もその旨述べられているので、興味や研究意欲が掻き立てられること必至である
日本の心理学は、臨床心理学流行りのためか、精神分析学の隆盛は収まる気配を見せないが、この本にはフロイトは2箇所でしか出てこない。コカインとニコチンの嗜癖者として、また、夢は抑圧された無意識の表出であるという夢解釈として。夢のフロイト説を著者は通俗心理学に残った遺物として切り捨てている。統合失調症にも、健忘にも、同性愛にも、自閉症にも、精神分析学は出てこない。必要ないのである。

 

丑三つの村 特報 Ushimitsu no mura JP trailer



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