勝谷誠彦 ランキング!

勝谷誠彦 ディアスポラ (文春文庫)

恐ろしげな絵の表紙ですが、じつは希望の残る良い読後感でした。「事故」のあと出て行くものと残るものそれぞれの作品二部作です。最初の表題作「ディアスポラ」は、冒頭部が堅い書き出しで少し戸惑いましたが、ストーリーが走り出すと一気に読み進めました。この作品、チベットに続きどこかまた違う国での続編をぜひ読みたいです。「水のゆくえ」は峻厳にして放埓な作品でした。谷間の死臭と酒造りの芳香、清浄な水と穢れた水、哀しく残酷なストーリーなのに、酒造りのくだりには常になぜか垂涎してしまう不思議な味覚の小説でした。フクシマ以降、現実は想像をあっという間に抜き去り、いま私たちは本来あってはいけなかったはずの世界を生きています。これからの社会を創造するための糸口がこの作品にはあるのかも知れません。 ディアスポラ (文春文庫) 関連情報

勝谷誠彦 バカが隣りに住んでいる

さっき注文したばかりでまだ商品は届いていないがレビューを書こうという気になった。専門用語的な画数の多い漢字を繰り出さなくても専門用語的なヨコモジカタカナを繰り出さなくてもさらに商品が手元に届いて居なくても面白く読めるであろう事は判っている自分のスタンスが「勝谷誠彦というオッサンが好きだから買う」って事だからだ連載もたまーに読む程度でもだ。この人が正しいか正しくないかなど、この本を手に取る多くの人にはもはや関係無い様な気がする。別に諸手を挙げて擁護するでも無し、たまには「何言うてるねんこのオッサン」となりながらも何かしらの魅力を感じたから勝谷誠彦という人の本を手に取る。コラムニストのコラムをたんと読まして貰います。匿名で批評を高慢ちきにしたいなら、評論家センセイの本でどうぞ。極端な事も当然ながら書いてあるだろうし、合わん人は合わん合う人は合う兵庫県篠山市在住中西 誠 バカが隣りに住んでいる 関連情報



人気動画!