2015年2月7日(土)劇場公開/同時配信作品。
宇仁田ゆみ ランキング!
第3巻が本日届いたので評価する。本編では7話の出来が良い。以前に伏線が張られていた春子(リンと同じ年?の子を持つ大吉のいとこ)のエピソードだが、そのセリフの選択の仕方や仕種等、7話の演出には光るものがある。自分の子ではないリンを育てる大吉と片親となってがんばるコウキママ、それと春子の気持ちが対比となってうさドロのテーマにおいて重要なエピソードになっている。よくこの時間にこの内容を凝縮したなと思う。元々マンガであるからストーリーを追うだけでは簡単に終わっていただろう。その「間」に詰められたものが素晴らしい。もちろん他のエピソードも良かった。生みの親である正子がそっとリンを見る8話は7話の後だけに感じ入るものがある。放送自体が1クールで終了しているだけに、そこに無駄は入り込めなかったのでしょう。1話からここまで無駄が無い展開になっていて飽きません。2011年出色のアニメであることは間違いなく、未見、未読の方にも勧められます。追記特典の6.5話、この第3巻にもオリジナルストーリーが付いてきた。短い話ながら、オリジナルを観せてもらえるのはやはり嬉しい。ささいな話なのだが、人間関係等本編を補完するだけに巻毎に積み重なっていくのは良いものだ。BDやDVDの販売が終了しても、どこかでこのようなストーリーを観続けたいものだ。 うさぎドロップ 【初回限定生産版】 Blu-ray 第3巻 関連情報
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