Original Album Classics: Daryl Hall and John Oates
世界で最も成功したポップデュオとかいろいろありとあらゆる賛辞を送られている彼らだけど、間違いない本当にそうなのだ。そして、そんなかれらの名盤を5枚揃え、この2,000円前後で提供しているこのセット、買わない手はないですね。ビー玉も豪華ブックレットもついてません。それどころか歌詞カードはもちろん、解説もない、薄っぺらい紙ジャケ風のスリップにCDが入っているだけ。チープな装丁この上ない。でも、彼らの場合、そんなの不要ですよね。とにかく、次から次へと流れてくるツボを押さえた音楽に身をゆだねるだけ。それで、O.K.豪華なセットなんて逆に彼らには似合わないですよね。
そんなチープでかっこいいセットに収められている5枚は、RCAに移籍してからのもので、どれも「超」がつくほどの名盤をチョイスしてある。すごい。普通のアーティストなら一生に一枚出来ればいいところというほどのモノばかりである。
CD1は、RCA移籍1枚目ということもあって相当気合の入った1枚。楽曲、パフォーマンスともに最高。バックもこれでもかといいうぐらいのモノ。ジャケから「シルヴァー・アルバム」なんて呼ばれてる。
続くCD2は、邦題「ロックン・ソウル」、前作とほぼ同時期に製作されたもの。この2枚あたりが彼らのピークの内のひとつであり、「ブルー・アイド・ソウル」の最高峰でしょう。
CD3は、「ロックン・ソウル」に続き発表されたもの。発表当時、パンク、ニュー・ウェイブが吹き荒れていたこともあり、前2作ほどには顧みられなかった。けど、この1枚、なんとメインストリーム的なロック、ポップに挑戦しておりかなりな冒険作であり、成功作でもある。今一度再評価されるべき1枚です。このセットにこれを入れた人、大正解です。この後、2,3枚、彼らは、他のアーティスト同様、パンク、ニュー・ウェイブに翻弄され若干迷走する。
そして、ついに再度の大爆発を起こしたのが、CD4の「プライヴェイト・アイズ」。大名盤。よく彼らのことをソウル、ロック、ポップの融合なんて言うけど、それならば、さしずめこのアルバムは、ニュー・ウェイブをも融合し、彼ら独自の音楽を築き上げた奇跡の一枚。すべてがシングル・カットされてもおかしくない曲ばかり。リズムマシーンをバックにソウルフルに歌い上げるボーカルに圧倒されます。
CD5は、前作よりソウル色が強まった感じ。このアルバムも大ヒット。この安定感すごいですね。CD4,5は説明不要でしょうか。
こんな大ヒットの名盤ばかりだけど、彼らは金のために音楽を作ったことはないという。かっこいい!私も一度くらい言ってみたい!
全盤リマスターされており、ボートラがつくものは、きちんとつけてある。まったなしの名盤ばかりを集めた素晴らしいこのセット。スルーする手はないと思います!
7 Big Ones [VHS] [Import]
ホール&オーツのPVが見たくてとうとうリージョン1のDVDに手を出してしまいました。
視聴前にタイトルをみて「family manは、はじめてみるぞ、輸入版を買ってよかった。」と思ったのもつかの間。日本では見れないはずだ。逆に希少価値!
ホール&オーツ ミュージックラーデン・ライブ [DVD]
グラムロックの二代巨頭、ロキシー&T・レックスの初期ライヴ映像ダブルで収めまくりの一枚っす!ロキシーは、なんとイ〜ノ在籍時のライヴ映像で、今からは微塵もNO IMAGINな、どギツMAKE UP!&ピィ〜コック風衣装で、お得意のヘンポコサウンド出しまくってるイ〜ノの姿は必見っす!リィ〜ダァ〜のフェリーも、似合わんリィ〜ゼントに白スゥ〜ツでキメて、毎度おなじみ、お前酒呑んでるの?的キモさ紙一重の周りお構いなしな突拍子ノッシングなフロントパフォ〜マンス見せてくれまっす!この頃のフェリー、完璧ルックス、トラボルタ状態で、今のヨォ〜ロピァ〜ンデカダンディっぷりは微塵も窺い不可能っす!アンディのサックスパフォ〜マンス(特に「Re-Make/Re-Model」での)もフェリーに負けじと前出まくってますし、フィルマンのクゥ〜ルなプレイもカッケェっす!ロキシーばっか取り上げたっすが、T・レックスもいい演奏見せまくっとりまっす!ただ、妙ちきりんに映像に懲りすぎでうるさい感じもするんで星1ヶ減っす!ただ演奏はサイコッ!なんで、ファンは必見っしょ!ロキシー&T・レックス&ラデェ〜ン、サイコサイコサイコッ!YEAH!!
The Very Best of Daryl Hall & John Oates
ホール&オーツは母親が昔からファンであったらしく私自身幼いころから車中のBGMとしてよく聞いていました。透き通っていてさわやかなダリル・ホールのハイトーンボイスは曲をさらに美しくしています。
80年代の映画に出てくるような都市の薄暗いの路地裏を「マンイーター」を聞くと思い浮かべてしまうように、この二人の音楽は聴覚だけでなく視覚にもメッセージを訴えてきます。たとえ言葉がわからなくても・・・
子供のころから彼らのレベルが高い音楽を聴けていたことを親に感謝したいです。
ザ・ベリー・ベスト・オブ
今でも耳にすることが多いホール&オーツのベストアルバムです。
この類のベストアルバムの場合、ベストと銘打っていても、アルバム作成に見合うだけの曲数を収録しないといけないために、無理やり、今一の曲を入れることもしばしばですが、さすが、ホール&オーツ。全ての曲が、どこかで聞いた曲になっており、ベストと銘打つに相応しい内容で、さすが、ホール&オーツというべきでしょうか。
また、80年代の曲とはいえ、今でも、CM等でかかるだけに、どこかモダンさを感じさせるのも、さすが、ホール&オーツ。
というわけで、オビの「昔聞いていた人も、新しく知った人も、みんなだーい好き ホール&オーツ」というキャッチコピーがピッタリの強力ベストアルバムです。