独ソ戦史 焦土作戦〈上〉 (学研M文庫)
バルバロッサ作戦の中断後、ドイツ側に突き出したソ連軍占領地域クルクス突出部に対して、機甲戦力による大包囲作戦を企図するドイツ国防軍。「城塞作戦(ツィタデル)」と名付けられたこの作戦は、まさにドイツ国防軍の持てる力を最大限に集中した作戦であった。そして完全にソ連軍の虚を突いて開始されるべきであった奇襲作戦が、ドイツ参謀本部内に根付くスパイの手によってソ連軍に完全に筒抜けとなり、強大な兵力で待ちかまえるソ連軍陣地に突撃を開始する。圧倒的なソ連軍の防御態勢に苦戦を強いられるドイツ軍は、マンシュタインの天才的な戦術指導により何とか勝利の一歩手前までこぎ着ける。しかしイタリアに上陸した連合軍に恐れをなしたヒトラーは、貴重な戦力を城塞作戦から引き抜き、作戦そのものを反故にしてしまう。バルバロッサに続き、国家指導者と軍事指導者の軋轢がここでも姿を現し、勝てるべき戦いの失っていく。
交響曲《大地の歌》 [DVD]
マーラーは生前あることにおびえていました。有名な作曲家が交響曲を9つ書いたところで死んでしまったことです。ベートーベンも第九を書いた後、死んでいます。それで9番目の交響曲であるこの作品に「大地の歌」というタイトルを付けたのでした。声楽を含むこの曲はマーラーの作品の中でも完成度が高い。旋律に無駄がなく、それでいて流れるように美しい。バーンスタインの指揮を見ていると恍惚の世界に入ってしまいます。ビデオを持っているのですが見すぎてノイズだらけになってしまいました。DVDの登場に感謝します。
エルデ~ネズの樹の下で~
このレビューを書いている時点ではまだ一人しかクリアしてません。
共通ルートが案外短いので、好きなキャラのシナリオに集中出来たのは良かったですね。
しかし、その反面キャラ別のシナリオもちょっと短めです。個人的には、長すぎて途中で飽きるよりは良かったと思います。
歌ですが、OPテーマはちょっと微妙でしたけど、EDテーマがなかなか良い曲でした♪
ちきゅうの子どもたち
1990年に刊行された絵本の再刊。
地球が痛んでいくことを悲しむ子どもたち。大人たちはなかなかそれを聞き入れません。
地球は子どもたちを隠してしまいます。大人たちは?
エコロジー、脱原発絵本。
訳者はあとがきで、過度なかわいがりへの警告と、適度な距離のコミュニケーションの重要性を書いていますが、賛成です。
Das Lied Vonder Erde Live 1952
解説によると、有名なデッカ録音(1952年5月15~16日)の翌日(17日)ムジークフェラインザールで演奏された「大地の歌」のライブ録音とのことです。メンバーは同じくパツァーク、ワルター、ウイーン・フィルですが、ライブならではの緊張感が加わり、フェリアーの最後にして至高の「告別」だと思います。