Title Tk
前作Last splashのようなポップな曲や、重厚サウンドはありませんが、一言一言大きく息を吐き出すように発せられたり、怒鳴りつけるような感情的なボーカルや、憂いを感じさせる曲調がたまりません。
ハイの効いたジャキジャキのギターに、淡々としたドラムも最高です!
なんか、すっごく泣けました!!
ブリーダーズを、もっともっと好きになる一枚。
Pod
ピクシーズがボサノヴァのレコーディングを終えて、解散の原因ともなったキムとブラックの不仲が生じたこの時期に、ブリーダーズは誕生した。何とも皮肉な事実だ。4ADの同胞、スローイング・ミューゼスのタニア・ドネリー(後にBelly、現在ソロ)、パーフェクト・ディザスターのジョゼフィンらと第一期”Breeders”を結成。ドラマーにはシャノン・ドウトン(元スリント、ブリット・ウォルフォード)が参加し、さらに”サーファーローザ”からの盟友スティーブ・アルビニ(元レイプマン他)をプロデューサーに迎えて本作はレコーディングされた。ピクシーズでも”ジガンティック”や”イントゥ・ザ・ホワイト”などの楽曲を手がけていたキムだが、やっぱりその才能はホンモノだったんだなぁって思い知らされる。やや、キム色よりタニア・ドネリー色が強い本作だが、M2等はピクシーズの流れを汲んでいて面白い。
Mountain Battles (Dig)
ピクシーズのキム・ディールを中心とするグループの6年ぶりとなった本作。前作同様にプロデュースはスティーヴ・アルビニが担当。キムとケリーの姉妹によるハーモニーとギターを軸にしたスリムなサウンドが、スリッツにも通じる女性的なしなやかさを感じさせる。