ホームレスヴィジュアル系
書店で何気なく購入しましたが、これは面白い!!
SHAZNAのファンでは無い人でも、またはファンでも、はたまた嫌いな人、まったく知らない人、そんなことすらどーでも良い人にも、自信を持ってお勧めできる名著です!!
3人の出会い、バンド結成、狡賢い大人に騙された日々、インディーズ時代の極貧時代、メジャーデビュー、大成功、メンバー個人個人の心の葛藤、活動休止、復活に至るまでが、3人の筆により、赤裸々に綴られています。
正直、僕はSHAZNAのファンではないのですが、そんな僕でも、かなり親近感をもって読むことができ、2時間位で一気に読破してしまいました。
とにかく、面白い!こんな自己顕示欲と、根拠の無い自信過剰な奴らがここまで、頑張っている姿を見ると、なんか熱いものがこみ上げてきます。
みなさん、とにかく一度読んでみてください!!!
OLDIES - SHAZNA BEST ALBUM 1993〜2000
SHAZNAというと、やはりMelty Loveやすみれ〜の印象が強いかもしれません。
けれど、シングルのカップリングやアルバムに、隠れた名曲が多いのです。
ヴィジュアル系で売っていたのであまり彼らの音楽に耳を傾けていなかった人にも
このアルバムを一度通して聞いてみて欲しいです。
特に、二枚目には上述したような「隠れた名曲」のニューバージョンが多数収録。
IZAM氏はあまり音域が広くないし、声質や歌唱力もすごくいい訳ではなく
ボーカルとしてはルックス以外に不利だった点も多かったと思います。
けれど、ギターのAOI氏の曲はこれをカバーする力を持っていて
歌うのが難しい曲ではありませんが人を惹きつける部分もあるのです。
SHAZNAの曲で結果的に有名になった曲は単にノリ重視のものやカバー曲でしたが
音楽的にはそれ以外の曲に本当の魅力があったと私は思います。
活動を再開するようですので、このアルバムで一度、当時のSHAZNAを
振り返ってみるのはどうでしょうか。
SINGLE BEST SHAZNA & IZAM
シングルベストとは言うものの、メジャーデビュー以降にリリースしたシングルA面を順番に並べて
さらにIZAMのソロシングル2曲足しただけの凄く簡素な作りです。
これで3150円って言われても新規が今更手を出すとは思えないし、残っているファンだって微妙でしょう。
初回特典のDVDだってTokyo Ballet Repriseと素直なままでが初商品化されたのは嬉しいですが、以降のAQUAとWinter's Reviewと瞳閉じては入っておらず。非常に中途半端。
いっそ2枚組にして、全てシングルバージョン(もちろんAOUAも)でカップリング曲も全て網羅して欲しかったです。カップリングはほぼアルバム未収録で、未だにシングル買わないと聴けない曲がいくつもあるし、
中古市場でももう8cmはあまり見ない上に後期のCDは入手が難しいのでいっぺんに聴けるものがあればよかったのに。
DVDだってPV集を全部詰め込んでしまえばよかったと思います。
VHSでしか見られないので、Lavender Color、Silent Beauty、Dear Heartと未収録PVをそのままソフト化すれば
少々高くても買いたくなるファンが出たはずです。
ジャケットだって他にいい写真山ほど残しているんだから、いつまでもMelty Love引きずらなくても。
こういう中途半端な商法ってのはなんかJ-POPのヌルさを象徴しているようで切ないです。