川畠成道 世界への軌跡 2005 [DVD]
川畠成道さんの映像商品は初めて
買いましたが、バイオリニスト
川畠成道の魅力が十二分に描かれた
素晴らしい出来栄えのDVDです。
終始、川畠さんの音楽への情熱と
努力の姿がうかがえます。
特にボローニャの演奏は感動もの!
まさに興奮と感動の作品 ズバリ
お奨め商品です。
ベスト・オブ・ベスト~珠玉のヴァイオリン名曲集[全66曲]
音楽に詳しいわけでもないのでごく短く。
ヴァイオリン、ピアノ他たまに名曲集みたいなのを聴きたくなります。
一番いいのは名曲アルバムのような感じ。
ヴァイオリンですとグリュミオーの名曲集をカタキのように聴いてきましたが、
今回お手頃な価格でたくさんいろんな曲が聴けそう、
という理由から、オススメされてたこちらを購入してみました。
大変よかったです。
普段クラシックなぞ興味のない人間にも聴きやすい選曲と演奏の名曲集でした。
耳を澄ませば世界は広がる (集英社新書)
ヴァイオリニストである著者が自らの演奏経験(人生)を振り返って、核になるもの、アイデンティティを語っている。
薬害で視覚障害となり、8歳からヴァイオリンを始めた川畠さん。眼が見えないハンディゆえに、「聴く」ことの感覚は研ぎ澄まされ、暗譜能力がより確かなものになった。
「聴く」という意味は、自分の心のなかに湧きあがる音楽を聴くということであり、耳を澄ますということである。音楽をとおして、演奏をとおして自分を「川畠成道語」で、素直にだすというのが信条のようだ。ひとことで言えばそうなのだが、自分が本当に表現したいものは何か、それをどのように伝えればよいのか、これは意外と大変な仕事のようだ。
その川畠さんの音楽の原点はバッハであるという。ベートーヴェン、モーツァルトもバッハからの距離で理解するようにしているそうだ。そして好きな演奏家として、クライスラー、イザイ、ミルシュテインの演奏家の名前をあげている。最近、結婚されたのだが、結婚によって演奏が大人っぽくなった、と言われることもあるそうだ。構成は以下のとおり。
「序章:世界には目を閉じた方がわかることもある」「第1章:自分を知る」「第2章:クラシック音楽について」「第3章:世界と自分をつなぐ道具」「第4章:聞こえてくる」「第5章:旅の音」「第6章:気楽な音楽」「第7章:聞く力」「終章:わたしの『四季』」
僕は、涙の出ない目で泣いた。―視力障害の天才ヴァイオリニストがつかんだ人生の光
8才の時にロサンゼルスで風邪薬の副作用で視覚障害に。10才からヴァイオリンの教師をしていた父の考えでヴァイオリンを習い始めめきめき上達。浦川宣也,江藤俊哉に師事し,桐朋学園大学卒業後,英国王立音楽院で学び,押しも押されぬソリストに成長(音楽院から授与されたスペシャルアーティストスタイタス,ウィグモアホールでのコンサートデビューなど)。
薬害から命を救ってくれた医師,厳しくも優しい音楽の先生,暖かい家族,同僚の支えがあって,今の彼がある。そのことを一番知っているのは本人だ。
心が伝わる音楽を自分のために弾く(1770年作のガダニーニ)。ソリストでなければわからないことが書かれている。弾き始めはアップボウ(p.94),ドイツのシュトゥットガルト駅で聴いたジプシーの「チゴイネルワイゼン」(p.176),メデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は,誰でも通過しなければならないが「一番弾きづらい曲のひとつ」(p.191),相棒のピアニスト,南アフリカ出身のダニエルとは曲の作り方がアベコベで成道は細かく丹念に積み上げる方法,ダニエルは全体から細部へ(p。193),等々。
川畠成道デビュー10周年記念ザ・ベスト
川畠成道のCDはすべて持っていますが、お気に入りの曲が別々のCDに入っていたのですが、このCDはそれらが一枚に収めてあるのでとてもいいです。でもお気に入りは一枚では収まりきれませんが・・・このCDには新たにピアソラの曲が2曲入っていてさらに気に入りました。専門的なことは分かりませんが、とにかく、なんの苦労もなく育った音楽家と違って、様々な辛酸をなめた人にしかない深い人間性に裏打ちされた魂からほとばしる音色です。
それが私の心に届いて、聴いていると自然と涙があふれてくるのです。心が洗われるのです。
疲れた時、いらいらしている時、このCDを聴くと、心が落ち着き、やさしい気持ちになれます。