1985年のクラッシュ・ギャルズ
ハードカバーのズッシリ厚くてゴッツイ本です。
受け狙いの低俗な単なる暴露本ではなく、
ここには残酷で痛々しい程のあの時の
熱狂の真実の姿が詰まっていました。
内容も熱く目が離せず、本書を偶然見つけた書店で
イッキ読みでした。
長与千種のあまりにもかわいそうな幼少期から
全女でのまるで地獄の釜戸の中のような下積み時代
までが書かれたところや、
人気絶頂期にありながらも、自殺を考える程にまで精神が
ボロボロに擦り切れてしまったライオネス飛鳥のところは
読みながら自然に涙が滲んできました。
華やかな表舞台はほんの一瞬の儚い夢で、その裏では
少女たちは死の恐怖すらももう感じないほどに麻痺して
体も精神もズタズタにしながらも、まるで苦界と呼ばれた
吉原遊郭かと思うほどの劣悪な環境の中で、憧れの頂点を目指す。
不況とは言われているけれど、こんな生き方をする若い娘が、
今この日本にどれほどいるのか。
最近、プロレスなんか知らない、見たこともない
小学三年生の息子が、あの時代のクラッシュギャルズの
you tubeにアップされた試合に毎日釘付けになっています。
生活から遊びにかけてデジタル全盛の今の時代に生まれた彼には
ものすごいカルチャーショックだったようです。
いっつも手放すことなく遊んでいたDSなんかのゲームよりも
ずっと面白いそうです。
そして一番好きな選手は長与千種だそうです。
理由は空手みたいな戦い方がカッコいいから。
そんなことを言っていますが、
母は100年に1人現れるか現れないかの華と天賦の才能を持った
クラッシュ劇場のエンターティナー長与千種にすっかり
オネツになったことを見抜いています。
今の女子プロレスはあまり見たいとは思わないし、子どもにも
見せたいとは思いません。
でもあの時の熱気に包まれた、あのクラッシュの戦いならば
私は進んで見せてあげてもいいと思っています。
彼女たちの試合は天才千種の演出のせいもあってか、
表情から動作全てにおいて、心にすごく響くんです、
「強く生きろ、自分自身をしっかり
持って、途中で絶対投げるな、諦めるな、簡単にリセットするな」と。
どんなに時代が変わっても、素晴らしいものはちゃんと伝わるんです。
ちゃんと映像で残っていますから、今の女子プロがマイナーで風前の
灯火であっても、彼女たちが創りあげたあの時の輝きや熱い心は今後も
伝わり続けるでしょう。
今、ちょうど仕事のことなどで行き詰まりを感じて、何をするにも
無気力になりがちだった私に、本書はすっかり消えてしまった
炎のエネルギーを与えてくれました。
ありがとう、やる気のパワーが本当に戻ってきました。
1985年 (新潮新書)
プラザ合意,阪神優勝,ゴルバチョフ登場などなど,政治・経済などいろんな面で,1985年はターニングポイントだったのか?
時代の移り変わり,今だから実感できる当時の出来事の意義など,ノスタルジックな思いとともに,社会のトレンドを振り返ることができる好著である。
続・青春歌年鑑 1985
最初に買いときます。「初恋」「ヒーロー」「DJ In My Life」「C」は入ってません。「DJ・・・」、聴きたかったなあ。代わりに「常夏娘」(小泉今日子)、「サイレンスがいっぱい」(杉山清貴&オメガトライブ)、ミ・アモーレ(中森明菜)が入ってます。おおっ、レベルアップしてる・・・。
ということで、全17曲。見事に85年(頃)のヒット曲集になってます。
敢えて言えば、吉川晃司は「ラ・ヴィ・アン・ローズ」をどこかに入れて欲しかった(84年かな?)。
ともあれ、カラオケ女王たちの姿を思い出させる「六本木心中」や「愛人」、オヤジたちがウケ狙いで外してた「俺ら東京さ行ぐだ」が懐かしいです。バブルの導火線に火がついた感じですね。
なお、「雨の西麻布」ですが、当時のシングルバージョンがちゃんと入ってます。今まで出ていたベストになぜか別テイク(最後にムードコーラスが入らない)が収録されていました。あの頃のとんねるずは乱暴だけど謙虚さがあって良かったなあ・・・。あ、ノリさんは今でも謙虚ですね。失敬。
シルバニアファミリー 家具 ルームライトセット カ-520
電気つけたとか、つけてとか
電気が大好きな子供に大好評。
あるのとないのとでは大違いなんで
シルバニアのお家を買ったらなくてはならない存在。
まあ昼間つけてもよくわかんないですが
夜につけてあげると子供は大喜びです。
子供(2歳児)にはつけにくいスイッチなのも良い。