動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか
雑誌に掲載されたエッセイ集となっているために、
「生物と無生物のあいだ」などとも重複する内容も多く、
既に著者の本を読まれている方には、
少し物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、改めて本書を読み進めることで、
「生きているとは?」,「消化とは?」,「環境とは?」
という普段の生活や暮らしに密着したことがらに対して
冷静に物事を考えるようになるかと思います。
サプリメントや健康食品を利用して、お肌のために
コラーゲンを、そして関節の痛みのためにコンドロイチン
などをとったとしても、それらが気休めに過ぎないことを
思い知らされます。
一般の人にも面白く読みやすいのですが、
生物や生命の不思議に興味を持っている方にはさらに、
面白さを感じられるかと思います。改めて、生物や
生命のすばらしさに気付かせてくれる良書です。
Vermeer: 2009 Wall Calendar
1ヶ月に1枚フェルメールの絵画を楽しむことができます。
書き込み式のカレンダーは当然アメリカの祝日が書かれています。
大変目立たない色で,New Yes dayとかFull Moonとか書いてあります。
日本の祝日が出ていないのはちょっと不安かもしれませんが,日本のカレンダーとちがって日〜土まで同一色なので,自分で簡単に祝日・休日を目立たせることが可能です。
なによりも毎月フェルメールの絵画を目の前にしておけるのがいいです。
フェルメールファン必携です。
ビジュアルかるた 世界の名画
殆どの絵は、何所かで見たことがあるであろう世界の代表作ですが、知名度に拘泥しすぎて画家の特徴が分かりにくかったり、ちいさなカルタには不向きな絵であったりします。
例えば、
ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」:何でこの作品なのでしょうか。ルノワールなら裸婦・少女は外せません。
ミケランジェロ:画家としても有名ですが本来彫刻家です。
ゴッホ「ひまわり」:「糸杉」ならばゴッホの技法がわかりやすいのに。
ドガ「踊り子」:小さいカードなので「手袋をした歌手」の方がよい。
ターナー「雨蒸気速力」:これも名画ですがターナーのキーワード「船」「水彩」どちらも入れて欲しかった。
などです。
あと、仕方ないのですがカルタが小さいので絵が分かりにくいです。いざとなれば絵の中で代表的な一部分だけを切り抜くのも仕方ないのでは。