ヤプーズ計画 LIVE&CLIP+2 [DVD]
曲目は、ご覧の通りヤプーズの名曲ヒットパレードです。
PV風とライブのものがありまして、1、2、5、6、7、12がスタジオ音源にPV風映像を合わせたもの。3、4、8、9、10、11はライヴ音源/映像です。ボーナスの13と14は完全にPVです。
映像はヤプーズの面々のイントロデュースからツアー、楽屋風景、ステージ、そして撤収と、ツアーの再現みたいになってます。
私は★5つをつけますが、これは80年代からの戸川党支持者の懐古趣味が入っております。純粋に映像作品として見た場合、★は3つかもしれません。それくらい映像は古く、普通の人が見たら「へー昔のニューウェーブってこんなんだったんだ」て感想になっちゃうかも。現代的ではない、です。
楽曲を楽しむのなら、CDを聞き込むほ!うが良いでしょう。どんどん再発されていて入手もやさしいですし。PV映像もそんなに凝ったものじゃないしね。
ただし!14は傑作・必見です。戸川純の演劇的な世界が映像で展開されます。いろんなイメージを引用してコラボする、ニューウェーブの面目躍如って感じのPV。この1曲に感激して★2つ追加、です。
家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)
「三島由紀夫の曰く付き」らしいが、全然古さを感じさせない。ものすごい空想力。ものすごい妄想力。この著者は凄い。本当に一人で書いたのだろうか?何人かでアイデアを出し合って書いたんじゃないか?ていうぐらい、世界の構成が凝られてます。そしてそのスケールは馬鹿みたいに拡大されていきます。
SFとしては、タイムマシンが登場し、未来の世界に行ったあるカップルのお話。
SMとしては、まさに空想でしかできないことの数々。いや、物理的に。科学的に。科学的サディズム。からだのかたち、からだのしくみ、しゃかいのしくみ、全てがSMのために変えられてしまうお話。
グロテスクだが、この魅力はいったいなんなんだ。
世の中の全ての人に知ってもらいたい、この小説。
ただ、恋人にだけは内緒にしときたい。
TOGAWA LEGEND SELF SELECT BEST&RARE 1979-2008
最高です。改めて戸川純の偉大さに感動しております。
このレジェンドで終わることなく永遠によき歌をぜひお願いいたします。
「神聖ムウ帝国亡国歌 」 「青銅の軟体」 「恋のコリーダ」
等々 すべての楽曲との出会いに感謝する次第です。
歴史は1人の天才で変えられると言いますが、まさに彼女の存在は
その独自の世界観からも歴史上の奇跡と言って過言ではないと思います。
「どんなジャンルの音楽がお好きですか?」と聞かれたら
「戸川純」と答えられる確かな世界がここにはあります。
ヤプーズ・デ・ラ・クルスの犯罪的人生~96m巻・2枚重ねミシン目あり [DVD]
純さんがバキバキに活躍していた当時。自分はまだペエペエの小学生でしたので、せいぜい『T●T●のCMの』といった印象程度で、むしろ遅咲きボーイの私にとってはその程度で済んでいたのが幸いだったのかも知れないな。などと想いつつ。ここ5年ほどでようやく本格的に向き合えました。
とにかく圧倒的な存在感。最近このテの雰囲気を纏ったフリの『それっぽい』バンドを散見したりしなかったり。ややこしいな。とにかく今のところ純ちゃんには敵わない、と思う。どっちが早いとか遅いとか、本物とか紛い物とか、は関係なくて。根本的に。
バックの演奏も強烈で、レベルが全く違う。
ドスドスと文字通りドスの利いたリズム隊が最高です。
全く安心して聴いてられない、目が離せない。そしていずれは聴き手が置いてけぼりになる程にむしろ爽快感、強烈に愛らしい諸々の所作。声、歌詞。突発的なビブラートには鳥肌が立ちます。
ボートラ『受難』PV含めて全編ぶっちぎってますが個人的には『アンチ・アンニュイ』が特にいい感じ、『昆虫軍』も最高。そしてやはり『ヒステリヤ』は世紀の大名曲だと思います。ギターの音色も神がかってると思う。ありがとう功績。
大天使のように
個人的に結構、好きなんですけど、純ちゃん自身が「あれは私的にワーストアルバム」って言ってるんで、ライブとかでこのアルバムの曲が聴けることは、ほぼ無いですねきっと。
私は孤高で豪華は、ハイテンションな感じで凄くオススメです。
あとチェルノブイリの原爆の事故をうたった、去る四月の二十六日、純ちゃんがアルバムで唯一好きだと言う、憤怒の河も良いですよ。
ただ、ヤプーズ計画の時の、近未来的なヤプーズの雰囲気を随分と受け継いでる感じがあるので、ヤプーズ計画が好きじゃない人には、あんまりかも知れません。
でも、私は孤高で豪華は本当に格好好いんで、やっぱり皆さん聴いてみて下さい。