Confessions of a Pop Group
まだ、若い20の初夏の頃に、よく聴いていた。梅雨のせいもあったと、思うけど、しっくり馴染んだ。
リラックスできる何とも言えないピアノの音色。そして後半のポップポップへと続く、このアルバムは、童話の中に入り込んで、いくように、のめりこみ、そして、やわらかい眠りにつかせてくれる。長い休暇の時なんかに、最適。
車よりは家で、じっくり楽しむ事を、お勧めする。
プレーゴ!’93~ザ・メニュー・オブ・トラットリア(1)
トラットリア・プレーゴシリーズの第一弾ですが、このコンピは、ほんとに重宝しました。なんてったって、ヴィーナス・ペーターとブリッジをここから知りましたからね。シリーズの中でも、最も統一感がある気がします。まあそれは、単にトラットリアのメニューがまだ少なかったからかもしれませんが。トラットリアシリーズには、必ずペラ紙のメニュー表が同封されていましたが、そのジャケのスタイリッシュさに、胸を躍らせたものです。ポップアート的なデザインが、小さい写真でずらりと並べてあって、ここにあるもの全部聴いてみたいと思いました。この頃のトラットリアって、本当に新しかった気がします。
時代は駆け巡り、今はこういうサンプラーは、本に付録としてついていたり、ネットでダウンロードできたりして、これの帯に書いてあった、「1曲辺りジュース1本分よりも安い」というコピーが懐かしく感じます。便利さや出会う可能性は、きっとネットのが断然上なんですが、自分の直感のみを頼りに、思い切ってCDを買うという行為は、なかなかスリリングで楽しかったなとも思います。