藪の中 [VHS]
芥川の原作を脚色した怪奇エロス。 登場人物たちが藪の中で起こった一つの出来事を それぞれ異なる回想で語る場面はエロスというより 不気味です。 元は芥川というだけあって、 文学的かつ幻想的で何度も見返したくなるような 作品です。 「真相は藪の中」とはこれほど気味の悪いもの だったのか。
斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)
内容が実に豪華。
太宰治の代表作『斜陽』『人間失格』『走れメロス』を1冊で全て読むことができるのだから、昔授業で習ったきり読んでないけど、久しぶりに読んでみようという人にはお勧めです。
学校の授業で扱われるものは『走れメロス』のような美しい物語が中心となっていますが、太宰治の作品は、『斜陽』『人間失格』といった暗い物語にこそ人間の真理が描かれている。
彼の陰の部分も読んでこそ陽の部分がいっそう面白くなる。
この一冊を読んで太宰治を好きになった人には、彼の処女作『晩年』も読んでもらいたい。
統合失調症 (PHP新書)
今までの本は、曖昧な事が書いてある事が多かったけれど、自分の病気が統合失調症だと解る内容でした。ここまで細かく書いてくれているのは初めてです。
旦那さんや母にも読んでもらってます。
この本で理解者が増える事を祈ります。
父の日感謝記念30%OFF!★ 3D 『脳で感じる朗読』 ★
最近はオーディオブックが日本でも流行りだしているが、このCDは単なるオーディオブックではない。脳への効果が期待できる特殊効果音(脳の中を音が動き回っているような3D音源)が、朗読の中に織り込まれている。
活字だけだと淡々とした古典文学も、こうした効果音が入ることでハリウッド映画並みに迫力が増す。文学の新しい楽しみ方を提供してくれている貴重なCDだ。何度も聞いてしまう。とくに『トロッコ』(芥川龍之介)と『よだかの星』(宮沢賢治)がお勧め。
蜘蛛の糸 (日本の童話名作選)
小さい頃テレビで見た「蜘蛛の糸」。強烈な印象を受けて本を探しましたが当時は絵本はありませんでした。母となり子供に紹介したいと思い探すとこの本を発見。なまなましすぎない絵に思いやりを感じました。