アクチュール・ステージ #4 (キネ旬ムック)
公演に合わせて出た ナックス特集の雑誌の中では 量 質ともに一番だと思います。写真もみんな素敵だし インタビュー内容もグッド。初めてナックス公演に行ってファンになった 高齢の母にも読みやすかった字の大きさ(^^)母の分と二冊買いました
青春歌年鑑 1963
完全に、うちの親の世代の曲である。
しかし、当時の歌って、
結構、アレンジ格好いいんだ~と、
妙に納得!
70年代の「和製ソウル」でもなく、
80年代の「シンセドラム&キーボード」でもなく、
90年代の「J-pop過渡期」ではない、
なんともいえないホーンセクションの
格好いい曲。
でも、洋楽のカバーが非常に多いけど、
そういう年だったの?
刺青一代 [VHS]
終盤の驚異的な様式美が有名な本作は鈴木清順全盛期の代表作であることは間違いない。
『野獣の青春』『関東無宿』『肉体の門』『東京流れ者』『けんかえれじい』『殺しの烙印』…等々の脂の乗り切った時期の作品達並び称される『本当の鈴木清順傑作群』のひとつ。
が、
DVDが出ない。ソフト化自体もこのVHSだけのようだ。…そして実のところ私もこのソフトをどこかのレンタルで借りて観ただけなのだ。
清順の映画は(ルパンやVHD作品は除いて)『狸御殿』までで47本ある。ソフト化されていないものも確かに多い。そう考えると私も半分も観ていない。だが、『刺青一代』は別格のはず(と勝手に思う)。
最初のVHS以後ソフト化が進まないのは何か事情があるのだろうか。(題名のせいか?)
終盤の美しいシーンの数々をまた見たい。
高橋英樹にスポットライト、パッと傘をひらき歩いていくシーン。
スパンッ、スパンッと襖を開けていくときの美しい襖の青や黄色。
死闘を真下から映した驚きの画民構成(透明のアクリル板を組んだそうな)。
シーンとしては短いが、凝縮された究極の『清順美学』だったように記憶している…。
DVDを待ちます。出ないかな。
GAME S.S.D.S ~刹那の英雄~
このゲーム主人公は男ですが普通のBLとは全く違います。
一言でいえば、恋愛ゲームならぬ変愛ゲームじゃないでしょうか…
ゲーム自体は選択肢だけなのでさくさく進みます。
選択肢を間違えるとあっさりGAME OVERです。
とにかく不条理すぎるので、馬鹿になったもん勝ちなゲーム
はっきりいって、普通のゲームを望んでる人は
絶対に手をだしちゃいけないゲーム
これのゲームに普通を乙女をBLを期待しちゃいけないと思います。
でも、つぼに入る人にはとにかく笑えます。
声優さんもベテランな方ばかりなので
演技力もとてもすばらしいです。
もしかして新しいジャンルの確立なんでしょうか…?
不条理な世界が好きなので、私には面白かったので星4つ
カーネーション 完全版 DVD-BOX1【DVD】
はじめは正直言って、小篠綾子さんがモデルだという情報が頭にあったぐらいで、まったくノーマークでした。歴代の朝ドラの系譜を受け継いだ、天下のNHKがどこへ出しても恥ずかしくないヒロイン像を思い描いていました(「落ち込むこともあるけれど、みんなのおかげで頑張れるよ!夢を目指して私、頑張ります!」と、満面の笑顔で言ってのけるような・・・)。 ところがこの小原糸子。カエルを手づかみ、男相手に啖呵は切るわ、巻き舌でまくしたてるわ、気に入らぬことには舌打ちするわで、品行方正なこれまでのヒロイン像を覆すこと、その様が胸に打ち響くこと、容赦無うて。。。。ときには「嫌うなら嫌え」、と人を突き放すことも。 それでも朝の慌ただしさの中、毎日テレビの前に正座し、食い入るように観てしまったのは、そこに何の紛れもない、人間本来の姿が活き活きと描かれていたから。お金の工面、食卓を囲んでの何気ない語らい、親子の諍い、等々、人の生活というものを緻密に丁寧に描き、ドラマとはいえその表現には遠慮や嘘というものが感じられませんでした。
当時はネット評など見ていると「主人公が自分本位」、「他人を顧みない」などの意見も散見されました。しかし放送を終えた今、思い返せばむしろヒロインを囲んでいた脇役、ひいては自分の周りにいる他者というものの存在がこれほどまでに愛おしく、胸に迫ってくるような作品は他になかったと私には思えます(あの人今頃どうしてるのかな・・・などと、実社会さながらの愛着が湧くキャラクターのオンパレードでした)。尾野真千子の名演や、無駄をそぎ落とした脚本はもちろん、プログレッシブ・カメラの醸すだんじり然とした臨場感、情感たっぷりの音楽、時代の空気を余すことなく伝えてくれる衣装や町並みなど、制作スタッフの仕事ぶりも素晴らしく、「絵」として何度も見たいシーンがたくさんあります。
評判を聞いて、ここでポチるべきか否かと逡巡されておられる方。『カーネーション』をこれから初めて見ることが出来るなんて、羨ましい限りです。単なる一視聴者に過ぎない私ですが、自信を持っておすすめします。なおご鑑賞の際には是非、回に応じてティッシュ、ハンカチ、厚手のタオル等をご用意下さい(笑)。