チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸 DVD-BOX
今回は警察の方達も出てきて過去の殺人事件も絡んできたりで全体的にシリアスなシーンが多かったように思いますが、そんな中でも相変わらず白鳥・田口の凸凹コンビが面白い。田口先生が言われっぱなしじゃなくてだんだん強くたくましくなってきてるのが回を追うごとに分かります。今回のシリーズではふたりの絆の強さみたいなものがすごく伝わってきました。他のキャラクターも皆それぞれの信念を持っていて魅力的だし、たまちゃんあたりはもし続編があったらまた出てほしいです。癒し系刑事。
そしてなにより特典映像が充実しているのが嬉しい。
未公開シーン集は、「なんでカットしちゃったのもったいない!」って思えるようなシーンも収録されています。本編でちょっと結局あの人のあの件についてはどうなったの?ってもやっとしたところがあったんですが、そこがちゃんと入っていたのがよかったです。お誕生日の映像もみなさん和やかな感じでほのぼのしました。大好きなドラマです。
超訳百人一首 うた恋い。ドラマCD
原作が好きで、CD情報が出た時にソッコー予約したクチです。
内容は原作1巻の音声化、と言っていいと思います。
2話ほどカットされたエピソードがあったり、モノローグを削られていたりするんですけど。
声優さんたちの演技も素晴らしく、語りは心に響きます。
キャスティングも非常に良かったのですが、紫式部は(個人的に)ちょっと可愛すぎたかな、と思います。
まぁここは個人差あるんでしょうけど・・・
BGMの雰囲気はとても素敵でした。
原作が好きな方も、キャストの声優さんが好きな方も、これは「買い」ですよ!!
ざわざわ下北沢 [VHS]
私自身は東京に住んだ経験はありませんが、昔姉が下北沢に住んでいたので何回か行ったり泊まったりしたことがあります。
”シモキタ”は雑然として若者があふれる街、というのが私の印象です。
この映画はその下北沢にたむろする老若男女の日常を捉えた作品。
起承転結のあるストーリーとは異なり、回しっぱなしにしたカメラ映像を後から編集したような印象さえ受けます。
彼らの生活、今の時代の雰囲気を切り取って残しておきたい、という制作者たちの気持ちが映像からにじみ出ていました。
主人公の有希(北川智子さん)はNHKの朝ドラに出てくるような清楚な人で、彼女の目を通して風景・光景を見ているような錯覚を起こしそう。
たむろするカフェではいろんな人に囲まれてくつろぐ一方で、ヒトとヒトとの関係がやや希薄な都会の孤独感も描かれていて、不思議な浮遊感を醸し出しています
夕刻に住宅街の踏切を電車が通り過ぎるシーンが何度となく出てきますが、あの光と闇のバランスが”雑多な東京の今”を象徴しているような気がしました。
30年後に「こんな時代があったなあ」と懐かしむ人が多いんじゃないかな。
評価は東京に住んだことのある人とない人で変わりそうですね。
※ 有名人・有名俳優がチョイ役でたくさん友情出演しています。フジ子・ヘミングさんんがピアノを弾いたり、スナックのママが鈴木京香だったり。
新・はじめての日本語教育1 日本語教育の基礎知識 新・はじめての日本語教育
幅広く日本語教育の世界をつかむのに最適です。日本語教育検定試験を受けるのに、テキストとして購入しました。やはりやみくもに問題に当たる前に、こういったテキストを読み込んでおくと理解が早い気がします。
ただちょっと…デカイです。特にこのサイズである必要もなさそうだし、参考書サイズだと読みやすかったなぁ、ということで星ひとつ減らしましたが、内容はわかりやすくてよい本です。
東日本大震災 復興への提言―持続可能な経済社会の構築
震災後ほぼ1カ月経過した時期に識者によって書かれた様々な論考を集めたもの。
時期が時期だけに、多くの著者が未曾有の大災害を前に見えない不安感に覆われていた当時の緊迫感が伝わってくる。
とはいえ、5カ月経過した今も人々の不安感が落ち着いてきたのみで、復興への青写真は何も描かれてはいないに等しい。そう言う意味では、本書の様々な提言は現時点でも検討に値するものが多い。
いろいろな意見がある中で、本書で共通するキーワードは、宇沢弘文教授の「社会的共通資本としてのコミュニティ」である。
復興は中央で作るのではない。
もっと、地域の声に耳を傾けたい。