ヒトラーの戦艦―ドイツ戦艦7隻の栄光と悲劇 (光人社NF文庫)
ナチスドイツ陸軍に比べ、いまいち影が薄い海軍の七隻の戦艦物語。
それは、海軍建造計画が完成する5年も前に戦争が始まったことに加え、「海の上での
臆病者」を自認する総統閣下の変な干渉の結果である。
ドイツ戦艦は外見が優美であるだけ、その悲劇性も際立って感じられる。
特にビスマルク・ティルピッツの両戦艦は最後が対照的とは言え、その極限だろう。
著者はその物語を公平な目で見た上で、力強く描いていて非常に面白い。
ドイツ海軍(デーニッツ)が最後に死力をつくしたことが、東部戦線からのドイツ人
(軍人・民間人問わず)引き上げの支援(輸送・対地砲撃)だったことは、ナチス
に支配されていたとはいえ、軍隊の本質がその国民を守ることだということを
貫いており、日本陸海軍との余りの性格の違いに呆然としてしまう。
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