博士も知らないニッポンのウラ Vol.3 「’07年 永田町インサイド」篇 [DVD]
社会の裏側に切り込むというコンセプトといい民法では絶対に放送できない内容。
いかに我々が目にしやすいメディアが一定のバイアスがかけられているか。真顔で大嘘をつくアメリカのパブリックインフォメーションではないが日本もそれにひけを取らない時代なんだな〜と実感。
現実と聞く見る読むものとでは明らかにギャップがあるのだとあなたも気づかれるだろう。
一般市民はカモられるだけなのか。我々はもっと「適切に怒る」べきである。こんな現実があるのに暴動しないし他人事な日本人がやっぱり不思議になる。
安部辞任劇を有馬晴海が小芝居を交えながら説明。生粋のバラエティっ子ですなこの人は。
今後もソフト化してほしい番組です。
Beフラット
本書は、有望と目される国会議員18人へのインタビューをもとに、著者が、現在の政治や社会についての自らの考えを綴ったものである。
本書の構成はユニークである。映画で場面が頻繁に切り替わるように、著者の半生、現在の生活、議員へのインタビューが交互に登場する。著者の半生は、特別ではないが、平坦でもない。それが本書には、リアルに綴られている。授業も成り立たない荒れた中学校での生活、アメリカへの留学とそこでのいわば底辺の人との接触、日本での派遣労働生活。そうした経験を経た著者に、有望と目される18人の政治家それぞれの言葉はどう聞こえたのか?
結果は、18人中、本書に実名があがってくるのは、山内康一氏、小川淳也氏をはじめ4名でしかない。それ以外の14名は、名前もあがってこない。出せないのだ。著者は、インタビューのなかで、読者に伝えるべき内容がないとしばしば苦悶する。確かに、名前のあがらない議員のインタビュー内容は、読んでいて落胆を誘うものである(ぜひ名前も書いて欲しいものだ)。こうした状況をあぶりだした点で本書は成功している。
ただ、本書に疑問がないわけではない。Be フラットといタイトルと内容だ。タイトルは、小川淳也氏の考える、あるべき社会像を表現した言葉から引用されていると思われるが、本書全編がこのアイディアで貫かれている訳ではない。例えば、もう1人の中心人物である山内氏もBeフラットなのかどうかはよく分らない。ましてや14名は大したことを考えていないようだ。タイトルとしては、「有望と目される国会議員18人に中村安希が聞く」あるいは「中村安希の目からみた政治家18人」といったものが相応しいだろう。Be フラットというまでの統一感は感じられない。さらには、全体にややウェットな印象がある。何れにしても、著者には、才能を感じさせる。装丁も美しい。
私立永田町学園ホスト組 弓月光傑作選 2 (弓月光傑作選) (ヤングジャンプコミックス BJ)
わたしは小学生のころから弓月光先生の大ファンです!!
. . . .なので、このような単行本未収録の"幻の傑作"にとっても興味があります!!
ただ今、弓月先生はビジネスジャンプにおなじみの「甘い生活」の他に不定期で「瞬きのソーニャ」という
作品を連載されていらっしゃいますが、こちらは今までの弓月先生の作品とは傾向の違うシリアスなタッチの
"サバイバル・フィクション"です。こちらのほうも是非いつか、弓月先生のこの傑作選シリーズで読みたいですネ。
おととしの漫画家生活40周年記念に出版された「弓月光のお仕事」の同期の一条ゆかり先生との対談の中で「男にとって都合のいい女だけは描きたくない」とはにかみながら答えていらした弓月先生の飾らないさりげない"優しさ"が現れているのが少女漫画の「恋よ剣」のラスト近くです。実はわたしは今でもこの漫画のラスト近くを読んだ後、大好きなテレサ・テンさんの日本でのオリジナル曲「ノスタルジア」の♪夕暮れ色の文字 "さよなら"と流れる 遠く離れてはいられない 故郷(くに)へ帰る夜 あなたがくれた服 "絹の優しさ"に泣きました. . . .という歌詞のところを聴いて本当に泣いてしまうのです. . . .わたしにとってはこれからもどうか、末長く活躍していただきたい漫画家の
先生方のおひとりです!!