猿の惑星 コンプリート・ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray]
SF映画史に敢然と輝く名作「猿の惑星」。衝撃のラストシーンである自由の女神は永らくの語り草になっているのは周知の通り。その一作目に関しては今更多くを語る必要もないであろう。
その続編である二作目以降についてだが、私はこのボックスの購入により初見とあいなったわけであるが、以前より続編の評価が芳しくないことは承知していた。確かに二作目は風聞を裏切ることのない、駄作極まりないものであったが、続く三作、四作目はなかなかドラマチックで、制作当時のアメリカの人種差別を問題視する社会性あるものとなっており高評価できる。ラストの五作目は、二作目程酷いものではなかったが、やはりアクションシーンが多くなると製作当時の技術力もあって全く迫力を感じることが出来ない。せめて三作四作目のようにストーリーが良いのなら慰みにもなったのであろうが、完結編だけに残念である。
作品を一々個別に評価するとバラつきもあるが、五作全体で見るとそれなりに楽しめるのではないだろうか。
SMAPPIESII
前作も買いましたが、前作を上回る内容!! 良い感じです!
前作に参加したメンバーも多数参加
中でもあの最高のテナーマン“マイケル・ブレッカー”も一曲に参加
久しぶりにFusionらしく吹いてるブレッカーを聞けたのがよかった
今回はボーカルを使った曲が多いので、インストものになじみがなかった人にも是非聞いて欲しい!! 刺激的で良いと思います!!
ジャズは“難しい”と敬遠されていた方へ
現代ではこんなジャズも演奏されているんです
猿の惑星 DVDマルチBOX (初回生産限定)
ネット界隈では、原作がピエール・ブールの捕虜体験に基づいた小説であるから、
映画も原作と同様に東洋人(なかんずく日本人)への差別と蔑視でいっぱいだ
という仮説が通用しているが、
少なくとも映画版に関してはそれは外れている。
映画版の『猿の惑星』シリーズは、
人種差別の構造が逆転するという、SFならではの機知に満ちた傑作である。
とくに低予算の第4作目から5作目の物語の下敷きは、
明らかにアメリカ国内の有色人種(なかでも黒人)の問題であって、
彼ら猿人のモデルは日本人や東洋人ではない。
このSF映画の傑作の呼び声が高い第1作は、
英知によって発展しているはずの未来社会がまさか猿人たちの支配する星であるという、
悪夢のようなディストピアを描いているのだが、
逆に言えば、人間が社会化する過程がどの動物にも当てはまる可能性がある、
という予見に満ちている。すなわち傲慢を戒める映画である。
星を支配している猿人たちのモデルが、
東洋人であろうと、あるいは黒人であろうと、はたまた別のものであろうと、
蔑視しているものに社会を奪われるという革命は起こりうるものであり、
それは理不尽でも何でもなく、
宥和なき社会に起こる紛争と権力闘争の結果だと言える。
映画版『猿の惑星』がラスト・シーンで示す衝撃は猿人に支配される社会よりも、
また別のショックに由来している。
世界を滅ぼすような馬鹿げた戦争への憎しみである。
ハリウッド映画が白人の優越を誇示する内容が多いことはよく知られているが、
『猿の惑星』シリーズはそうした内容ではない。
むしろ白人社会の愚かさを戒める内容になってゆくことで面白さを発揮している。
この作品が示した猿人社会というのは、
人間のなかの愚かさの戯画であって、
猿人が何人をモデルにしているかなどということは、まったく関係ない。
猿山のなかのボス争い同様に、智慧を使って戦争をしている人間たちの様が、
あるいは猿人世界を外から見た人間と同様の構図かもしれないというのが、
何よりもキーなのである。
Sweet Baby James
元々はビートルズが設立したアップル・レコードに所属しており、そこからファースト・アルバムを発表していますが、その後の活躍の方が有名でしょう。アコギの弾き語りをメインにしたシンガー・ソングライターの草分け的な存在であり、キャロル・キングらと共にブームの中心の一人だった人物です。フォーク、カントリー、ブルースを彼なりに消化した作風は一つのスタンダードとして現在では普通に見られますが、やはりオリジネイターの強みにはかないません。やさしい声にも癒されます。カントリー・タッチでペダル・スティールの美しいタイトル曲1.は自身と自身の甥のために書かれたという子守唄で、5.はジョン・デンバーと同名異曲ながら、この人らしい名曲。7.は彼の代表曲でチャートの3位にまで登りました。
In the Pocket
JTの最も好きなアルバムの中の1枚。次作77年「JT」がグラミー、ピーター・アッシャーも最優秀プロデューサーを獲得なので、本作「In the Pocket」や前作「Gorilla」は影に隠れがち。
しかし様々なルーツを洗練されたセンスで纏め上げたポップスという点では共通しているがJTらしさのあるフォーキーでリラックス感じやさり気無い隣のお兄ちゃん感じをもう少し残している「Gorilla」「In the Pocket」の方がより良い作品であると感じる。
また「Gollira」よりも更に都会的なエッセンスをわかり易く表現化しているのがこの「In the Pocket」だとも思う。
ブルース、ファンク、ゴスペル、カントリー、ジャズ、ラテンをJTらしい柔らかく温かいポップな感性で包み込んでいる。
David Crosby、Graham Nash参加作品。
名盤。