松本清張 けものみち DVD-BOX
CMで初めて見て「絶対最後まで見よう!」と思ってから毎週、欠かさず視聴していました。
確かに面白かった。特にというか、やはり平さん演じる麻布の老人はまさに化け物のような雰囲気でありながら、どこか淋しい、虚しさを感じる孤独な老人の一面もあるという、微妙な役を見事に“我がもの”にしています!私はこの人を見るために、このドラマを見続けました。そして若村さんのアニメに出てきそうなくらい誇張された、でも妖艶な美しさはピカイチのキャラは必見です。民子のまわりを暗躍する人間も味のあるヒールっぷりでいい。
…しかしあの最終回で全てが台無しです。
原作では民子は焼け死ぬ、まさに因果な終わり方にもかかわらず米倉が「そんな終わり方はしたくない」と言ったがためにあんな在り来たりなショ〜モナイ結果になったのです。強かに生きる女の姿で終わりたかったのでしょうが、この人のワガママで全てブチ壊しでした。
原作が伝えたかったものはいいようにねじ曲げられ、消滅しました。
ジャニヲタ 女のケモノ道 (双葉文庫)
最初は何も知らずに立ち読みして、面白い文章だなって思ってました。
その後、自分もKinki kids好きになってから、改めて購入してじっくり読むと、ますます笑えます。
それにファンの正しいあり方に好感もてます。
タレントに迷惑かけたり、プライベートに踏み込みたいわけではなく、線引きされたところから「鑑賞」するのが一番だと。
これは、人間関係全般にも言える心理ではないかと。
とにかく全編通じて笑えます!
けもの道
ナチュラルな歌声そのままの、優しい曲もたくさんあるが。
Cocco の真骨頂は、やはり「獣性」を持つヘヴィ曲であろう。中でも、「けもの道」の迫力は、際立っている。生々しいヘヴィ・リフに、つんざくような叫び。それも、女性ロッカーがシャウトする類ではない。大人しい女性が、突如発狂するような怖さがある。
好き嫌いは分かれるが、詞の描写力は高い。生温かい風が吹く、ぬかるんだ「けもの道」。背後から、ぴちゃぴちゃと裸足の音が。荒い息遣いと共に「何か」が迫ってくる。女は言う「あなたに、報いを」。
芸術としてハイ・クオリティだけど、病んでるよなぁ。「良い」とは言えるけど、「好き」とはとても言えない(爆笑)。Cocco がこんな風に背後から迫ってきたら…。俺、死に物狂いで逃げる!
帰れない者たちへ
TVドラマに使われてるらしいな(観てないが)。
俺はTVタイアップ曲は基本的に嫌いだ。
ドラマの盛り上がりシーンにつられて、普通の曲も“いい曲”になってしまうからだ。
でもこの人のだけは許す。
“いい曲”のおかげで普通のドラマが“いいドラマ”になるから。
まぁだから、ドラマ主題歌やテーマ曲、映画等にいっぱい書き下ろし依頼がくるのかも。
この人の歌の凄いところは、映像イメージと見事にくっつくとこだな。
昔、“くさったみかん”で話題になった金八先生で、
校長室占拠した加藤(役者名がわからん)が、機動隊に取り押さえられる時
スローモーションで「シュプレィヒコ〜ルの波 通り過ぎてゆく」(世情)って
バックに流れた。
あのシーンは、TVドラマの中でも傑作ではないかぃ?
この曲もそんな名作の一つだな。
三日月ロック
今でもって「海を見に行こう」を聴くと初めて聴いた時のようにときめきます。JRの思うツボで行ってみようかという気にさせるところもすごい。何回かRPTしているとすでに行ってきたかのような気分になり満足してしまいます。病床の私の想像力をかきたてる曲です。普通の毎日が少しだけキラリ☆となります。お試しあれ。