フラッシュバック [DVD]
DVD化をせつに願っていたので本当に嬉しいです!
『スタンドバイミー』以来、キーファーの作品を数々見てきましたが、
これはベスト3に入る面白さです。
実際のキーファーも、映画の内容同様、名優デニス・ホッパーに引き上げられたのではないでしょうか?
悪役のキーファーも好きですが、酔っ払ったキーファーが見られる
貴重な作品です(笑)。
ダイヤモンド・ベスト ポール・モーリア・グランドオーケストラ ベスト
休日の午後が似合う音楽。このCDに収められた音楽を一言で表現すれば、こんな感じではないか。イージーリスニングの魅力がふんだんに収められている。弦楽器の、クラシックのオーケストラを凌駕する美しさは、イージーリスニングならではだ。
ただひとつ残念なのは、曲によっては音の悪さがはっきりわかる点だ。どうしても気になるのであれば、ほかの新録音盤を探したほうがいいだろう。
ハマータウンの野郎ども (ちくま学芸文庫)
イギリスは階級社会といわれてきた。この本を読むとますますその感を強くする。社会は「おれら」と「やつら」に分かれており、そして「おれら」は「やつら」とはちがう独自の価値・文化をもっているのだ。こうして階級社会は再生産される。
同時に本書は、日本におけるイギリス労働運動賛美論の一面性を教えてくれる。労働運動の連帯は、イギリスでは、労働者文化の維持・再生産によって確保されてきた。つまり、個人としての社会的上昇が困難であるがゆえに集団として連帯することができた(せざるをえなかった)のだ。
はたして近年の経済的社会的変化(サービス化・ホワイトカラー化、新自由主義的改革、経営の「日本化」)はどのような影響を労働者文化にもたらしているのだろうか。本書はこれからも!!当分の間、イギリスそして日本を考えるための重要な書物でありつづけるだろう。
ラスト・ワルツ〈特別編〉 [DVD]
1976年にサンフランシスコのウィンターランドで行われた、ザ・バンドの解散コンサート"The Last Waltz"、待望のDVD化である。その後明らかになったロビーとそれ以外のメンバーとの確執、ロビー以外のメンバーによるバンド復活、リチャードの自殺、リックの死・・・確かに、当時単純に「祝祭」だの「豪華スターのゲスト」だの「終わりの始まり」だのと語られて持ち上げられたこのフィルムに対する視点は、現在では変わってきているし、その様な事々を踏まえてシニカルに見直すことも可能だろう。
が、しかしこれがなおも最高のロック・ムーヴィーであることは間違いないし、それをまたDVDというフォーマットで提供されたことを素直に喜びたい。
今回のDVD化で、2つの異なった楽しみ方が可能になった。1つはもちろん、フィルムそのものを楽しむこと。
タイトルバックにある通りこのフィルムはでかい画面で観よう。(The Whoのワイト島ライヴと同じだ)
もう1つは、副音声での解説を字幕に表示させながら観ること。ロビー、スコセッシや彼のスタッフの解説も良いが、リヴォン(癌闘病中、一日も早い回復を祈る)や当日のゲスト達(Dr. John, Mavis Staples他)が語るエピソードが嬉しい。
先に4枚組で出されたCDの「完全盤」とあわせてファン必帯の一枚であることには変わりはない。
スティーブ・ジョブズ-偶像復活
小学生の頃の確か「2人のスティーブ」(だったと思う)という漫画を読み
子供ながらに初めて「パソコンというものを作った話」に痛く感銘を受けていたのを覚えています。
その影響か10数年たち初めてパソコンを買ったのも国産ではなくMacでした。
僕はこの話、ビジネス書ではなく一人の男の半生の「伝記」として読まさせてもらいました。
人格的にまるでマーブル色のジョブズ氏。リーダとしての天性の才能・またどうしようもならない
わがまま、癇癪を持つ人。最高のリーダーと「くそったれ」の両性を併せ持つ人間。でも、この人だから
ここまでできたといえることもわかりました。
数年前、テレビで「この業界では僕はもう老人ですよ。」と控えめに話していましたが、
どうしてどうして、まだまだチャレンジ精神は旺盛なようです。
いずれにしても個性が強く「人間として」は魅力的な人であると思います。