キディ・グレイドコンクルージョン
1990年代にキャラクターデザイナーとして人気を誇った後藤圭二氏が
妻の門之園恵美氏とタッグを組んで制作した、GONZOの秀作アニメーション。
初監督とは思えないくらいのストーリーの練りこみと『機動戦艦ナデシコ』を思い出させるSF設定、
後半から主人公達のビジュアルを一新する、という斬新な試みが大きな衝撃を呼んだのも記憶に新しい。
キャラは魅力的だし、スタイリッシュな台詞回しも格好良く、2002年に見たアニメで一番面白かった作品。
今ではすっかり売れっ子になった平野綾嬢が、その艶のある演技で注目を浴び始めたアニメでもある。
肝心の本書の内容だが、いたってベーシックなビジュアルブック。
カラーの設定資料、モノクロの各話解説、メディアミックスに関する情報などが満載。
OP・EDだけでなく、TV放映に先駆けて発売されたPVの画像も収録されている。
また、TV本編では明かされていなかった裏設定まで記載されているので、
コアなファンには非常に嬉しいところ。
惜しくらむは、キャラクターの設定資料が小さめでいささか見辛いという点か。
情報量は多いが本自体は分厚くないので、もう少しページ数を増やしてイラスト類を拡大しても
よかったと思う。
ドラマCD&フィギュア キディ・グレイド サウンドレイヤー 第1巻
知る人ぞ知るアニメ、キディ・グレイドのラジオドラマがCD化されたのがこれ。
『用語集』が付いていて分かりにくかった用語、難しい言葉が解説されていてGOOD。
フィギュアも細かいところまで完璧な出来上がり。
ドラマ4話に新作ドラマ約15分がプラスされたCD2枚組。
TVアニメではシリアスな話が大半でしたが、コチラはどちらかというとギャグパート。思いきり笑わせていただきました。
しかしアニメとリンクした話もこれからでてきますので、アニメ版が好きな人は絶対買った方が良いですね。
ドラマCD&フィギュア キディ・グレイド サウンドレイヤー 第3巻
キディ・グレイドのラジオドラマ第3弾。テレビアニメとの関連もあり、テレビでは触れられなかった部分もあり、よりキディ・グレイドを深く知る事が出来ます。主に、主人公は受け付けの業務での話がメインになっています。
キディ・グレイド〈1〉 (角川スニーカー文庫)
「順番としてはまずアニメをご覧ください」と言いたい。スペースオペラですが美少女二人組。表紙で惹かれる人も退く人もいるでしょう。退いた方々! これは結構SFです。「美少女アニメなんて」と敬遠したらもったいない。犯罪組織と戦う美少女エージェントと聞けば単純なのに、なかなかのクセ者です。加えて必須アイテム「うさんくさい色男」。キャラも話も謎が多くてアトを引きます。で、「結構SF」なため、この小説版を読まないことには謎が残ってしまうのです。雰囲気とスピード感があるアニメを好む方にお薦めします。小説版のためアニメの勢いが活かされきってない、ということで星一つ引いときました。
キディ・グレイド SOUND PACK1 ECLAIR
トラック2“TSUBASA”は明るく、元気な歌です。“歌:エクレール(永田 亮子)”となってるけど、“歌:永田 亮子”という感じで聴いた方がいいかも。とても綺麗な声ですね。
BGMは、殆どの曲に聞き覚えがあり、聞き応えは抜群だと思いますよ。
KiddyGradeが好きならば、買うべきです!