東京マリーゴールド [VHS]
コンパで知り合った、男性を好きになってしまったが、彼には海外留学中の彼女がいる。けれども何度かデートを重ねていくうちに本気になり、彼女が帰国するまで期間限定で彼女になる・・・。男の人にとっては都合のいい女だけど、好きになったらどうしようもないんですね。最初はクールに振舞っていた主人公も、彼との時間を重ねていくうちに欲もでてくる。満たされているのに、完全には満たされていない。そういう感じを出す田中麗奈の演技は絶妙ですね。脇を固めている役者人も豪華です。田中麗奈の母親役は樹木希林さんですがこの設定はCMでみていたので違和感なかったです。
相棒 劇場版II -警視庁占拠!特命係の一番長い夜- <通常版> [DVD]
纏めてみれば一本の線になる結末ですが、相互の伏線関係がからみ切れていない印象
突然でてくる真実やセリフ回しなど一歩飛ばしで視聴者に投げかけられてくる場合が散見しており
ドラマ相棒で見せる二転三転の予想の裏切りが気持よく展開されていない
ラストに殺されてしまうあの人も、つまるところ殺されなくてもいいのではと思えてしまう
犯人の真理の書き方も浅く曖昧で、行動意図も、そう言われればまあそうだね、程度で説得力に欠ける
セリフにもやや綻びがあるので、そこでそのセリフ?といった場面も数点あった
あと大河内さん、キャラ設定が映画よりになってます
ドラマの大河内さんならそのセリフも行動も絶対にせず、そこが魅力なのに
右京さんのロープアクションも右京さんなら絶対にしないと思う
米沢さんのオタク技術での撮影やもっと目立たない方法をとるでしょう
ドラマと映画、この両者は同一線上に存在していないのではという疑問を感じる
ざわざわ下北沢 [VHS]
私自身は東京に住んだ経験はありませんが、昔姉が下北沢に住んでいたので何回か行ったり泊まったりしたことがあります。
”シモキタ”は雑然として若者があふれる街、というのが私の印象です。
この映画はその下北沢にたむろする老若男女の日常を捉えた作品。
起承転結のあるストーリーとは異なり、回しっぱなしにしたカメラ映像を後から編集したような印象さえ受けます。
彼らの生活、今の時代の雰囲気を切り取って残しておきたい、という制作者たちの気持ちが映像からにじみ出ていました。
主人公の有希(北川智子さん)はNHKの朝ドラに出てくるような清楚な人で、彼女の目を通して風景・光景を見ているような錯覚を起こしそう。
たむろするカフェではいろんな人に囲まれてくつろぐ一方で、ヒトとヒトとの関係がやや希薄な都会の孤独感も描かれていて、不思議な浮遊感を醸し出しています
夕刻に住宅街の踏切を電車が通り過ぎるシーンが何度となく出てきますが、あの光と闇のバランスが”雑多な東京の今”を象徴しているような気がしました。
30年後に「こんな時代があったなあ」と懐かしむ人が多いんじゃないかな。
評価は東京に住んだことのある人とない人で変わりそうですね。
※ 有名人・有名俳優がチョイ役でたくさん友情出演しています。フジ子・ヘミングさんんがピアノを弾いたり、スナックのママが鈴木京香だったり。
相棒 劇場版II -警視庁占拠!特命係の一番長い夜- 豪華版DVD BOX (初回完全限定生産)
内容に関しては他の方が書いているので省きます
気になったのは2点
この劇場版2はDVDとBDの2種での発売
今ではもうBDは普通になっているのでこのパターンというのは有でしょうがシリーズ作品としてみるとそれまでの物がBDで出ていないのでこれだけBDにするのもコレクターとしては違うかなぁと思ってしまう(折角低価格DVDシリーズも出ているのに)
もう一点はできれば豪華版にはこの劇場版2直前の話であるシーズン9 第9話 予兆を入れて欲しかった
シーズン9(現時点で発売日未定)はそれはそれで売る為だろうけどこの予兆は当に直前までの出来事なのだから劇場版とセットで欲しかったです