君に届け (Blu-ray)
原作が好きで購入しました。
原作が良くても実写化すると残念に思う作品が多い中、この作品は原作をギュッと縮め、あるいは少し話を変更しながらも、作品本来の持つ空気感がきちんと描かれているなぁという印象でした。
私は買って良かったと凄く思っています。
あのデカワンコをやっている人物とは思えないほど、もう、多部未華子ちゃんが爽子にしか見えない! 彼女の演技力にも感嘆しました。
風早も、配役を聞いたときはどうかなと思っていましたが、映画を見るともうしっかり風早くんになっていました。違和感なく見れてとてもよかったです。
友情、恋愛、泣けてほっこりする良い映画でした。
らせん (Blu-ray)
4タイトル同時発売された『リング』シリーズのBDの中で、この『らせん』だけがオリジナルネガからのテレシネであると
ジャケット裏に書かれている(Amazonの仕様解説文が間違い)。他3タイトルはローコントラストポジからのテレシネなので、
『らせん』だけがより良い原版からマスターを起こした事になる。『リング』や『リング2』等に比べると日中の屋外や
白衣が目立つ病院内の撮影が多い分、コントラストが引き立ってとても綺麗に見えます。
撮影カメラマン立ち合いの元のテレシネ作業という事なので画面の発色には気を使っているのかも。
照明を効果的に使ったナイトシーンや室内セットの撮影も、飯田監督らしいこだわりが感じられる。
貞子の呪いを腫瘍やウィルスに関連付けた解決編で、オカルティックかつスーパーナチュラルな脚色で恐怖感をあげた『リング』の
続編として観ると、怖さがぐっと激減しているのは確か。観客のそんな反応を察してか制作側も高橋洋脚本と中田秀夫監督の
強力タッグで別の続編を送り出したのだが、公開当時『リング』との2本立てというのは物語の作りも含めて分が悪かったと思う。
素顔が見えないからこそ恐ろしい貞子のキャラに、佐伯日菜子というよく知られた顔を当てはめてしまったのもマイナスかも。
原作への忠実度という点では『らせん』の方が小説に寄り添った内容なのだけど・・・(『リング』は高橋洋の脚色が強い)。
音声は6.1 DTS-HD Master Audioと、2.0chドルビーサラウンド。98年の映画としては十分な高音質です。
特報・予告編は当然ながら『リング』BDと全く同一のものを収録している。本編同様HD画質で入っています。
本編開始46分23秒の所(デパート屋上の遊戯物が映るシーン)に原作者・鈴木光司がカメオ出演していますね。
らせん(1) [VHS]
柳葉敏郎主演の「リング〜最終章〜」の正統な続編です。高野舞役の矢田亜希子、貞子役の木村多江は同じ役で連投しています。
前作では原作同様、医学的な要素がいくつか含まれていましたが、今作ではそれらは強調されなくなり、オカルトチックな展開が目立っています。そのためか突っ込み所が多く、「あれ?そんな説明でいいの?」と感じてしまう場面はたくさんありますが、早く続きが見たくなる展開には唸らされます。
VHSも、他の未DVD化ドラマに比べれば安価ですので、気になる人は「リング〜最終章〜」とセットで観賞することをお勧めします。
S(期間生産限定盤)
「作曲が明希だから『S』のインストはRe-Mixかも!?」と一人で勝手に盛り上がっていました(SIDNAD vol.1の『ミルク』のRe-Mixがあまりにも素晴らしかったので)。
結局、「歌を抜いただけの、そのまんまの演奏ね」と最初は凹み、次に「インストで聴いても『S』ってカッコいい!」
が、どれか1枚だけの購入でしたら、初回限定盤をお勧めします!(こちらは星★5個)
カップリングの『レイニーデイ』はShinji氏らしいメロディアスな曲で、いつにも増してギターとベースの絡みが心地良い。
ライヴ音源の『歌姫』はマオ氏が客席に乱入しただけあって、お客さんの声がいつもより大きく入っています。
そして何より、DVDが最高です!
『残り香』はCDよりも、PVよりも、ライヴが一番!と感動しました。
PVを一発撮りした『S』も、同じく。
たった2曲で、MCも舞台裏もありませんが(ラストに特別ゲストが“3D”で登場します)、『残り香』ホントに良かったです。
P.S. 初回限定盤だけをお勧めしているレビューになってますが…
もともとインストゥルメンタルは好きです。普段“歌を追ってしまう耳”が、各楽器の音を聞き分けようとするので、新たな発見があります。
明希氏の『身を削って創った曲』との思いが、インストを聴くと本当に痛いほど伝わってきます。
リング 完全版 [VHS]
数本の映画にもなり話題になった貞子の『リング』。
あれはあれで和風な恐さが新鮮でありとっても楽しめる映画だった。
でもこのリングはあの映画が公開される前にスペシャル版としてテレビで放映されたものだ。どちらかというと有名になった映画よりも原作の小説に忠実に作られており、まず最初に小説を読んだ者には小説からイメージし出来あがった貞子の肖像がそのまま映像化されており小説で出来あがった貞子像を崩されずにすんなりと安心して見続けられる。
主演も二枚目演技派俳優の高橋克典によるもので好感が持てる。