劇場版 1000年女王 [DVD]
今のアニメと比べると時代を感じさせると思いますが、とにかく劇場で観る事を楽しみにしていた作品でした。テレビ版とはキャラクターデザインも一新、すこし大人向けになってます。作画監督の山口さんは松本先生のキャラをさらに洗練させ新しい魅力を出してます。とにかく絵がきれい、声優さんもすごい人ばかり、喜太郎さんの音楽もすばらしくてすべてが一流でした。その後の999につながっていく話なので若い人にも興味深い作品だとおもいます。ガンダム'Vと上映時期が重なり声優さんもどちらの作品にもでててる方もいて弥生ーララァ、矢森ーアムロなどその辺も当時のファンの方達にはワクワクされたのではないでしょうか。
古文の読みかた (岩波ジュニア新書 76)
古文のわかりづらさのひとつである「主語の省略」の説明から始まり、助動詞や係り結びなど、聞いたことはあるけれど、なんだかよくわからないあれこれをスッキリと氷解させてくれました。
メインで読むのもいいけれど、古典作品と併読するとより古文への興味が沸いてくると思います。
一度学校で古文を習ったけれど、よくわからなかったという人は多くの発見があることでしょう。
新竹取 流しそーめん
家庭で流しそうめんがやりたくて購入しました。
見ためは可愛くてなかなかいいとおもいます。
少し残念なのはモーターの音がうるさいなと思ったのと、
結構大きいので収納スペースに困るくらいだと思います。
日本語の古典 (岩波新書)
古典の世界に我々を誘う新書であるわけだが、一時はやった単なる抜粋集や、単なる懐古趣味に走ったものとは一線を画した、生き生きと
したものである。
「相対化する目を養い」、「創造性をはぐくむ」ために古典が必要だとする問題意識から、古代から近世に至る古典の数々をばっさばっさと論じていく。明瞭な現代的視点と文脈から、また筆者独自の課題意識にもとづいて論じられているので、なじみやすく、読みやすい。各時代の汗や涙、そして長年を耐えてきた知恵をたっぷりと味わうことができる。単なる無難なまとめに陥らず、筆者独自の意見を押し出しているのも好感がもてる。
2007年のNHK朝ドラマ「ちりとてちん」で「落語はみんなのもの、お金はとれない」というセリフがあったが、人類全体の共有財産である古典を味わう機会を提供した一冊だ。
個人的には、オノマトペについて論じた部分が特に興味深かった。「恣意性」と「類像性」の交差する点であるだけに、刺激的である。