タクティクスオウガ 運命の輪 Art Works (画集)
本商品は、『タクティクスオウガ 運命の輪 ArtWorks』ということで、本ゲーム作品の設定画集となっております。
まず、外装について……立派です。綺麗な個体を選ぶ為に幾つかの書店を巡ったのですが、どの書店にあっても圧倒的な存在感を放っていました。231頁という厚さ、ハードカバーという装丁、更にそれを覆うベールのような薄白いソフトカバー。これらの為に、縦置きでも平積みでも、他の画集とは一線を画した高級感が漂っており、多くの画集を納めた本棚からでもすぐに見つけることが出来るでしょう。
次に、中身について。これは"画集"です。それ以上でもなければそれ以下でもない(厳密に言えば吉田氏と政尾氏のインタビューがそれぞれ収録されておりますが)通常の設定画集です。
しかし、これは私のような"アルティマニア好き"にとっては非常に嬉しいものであります。昨年12月に発売になった『タクティクスオウガ 運命の輪 公式コンプリートガイド 』は、膨大な頁数を誇っているにも関わらず、設定画がほぼ皆無でした。その不満が、本商品を購入することで解消されます。このような購入方法を取ると、私がアルティマニアの良さの一つと捉えている「比較的安価でありながら最高峰の情報量」というポリシーには反した価格となってしまいますが、この装丁、内容を考えれば単体での、一冊の画集としてのコストパフォーマンスは決して低くないと考えます。
また、それ程多くはないものの、オリジナル(SFC)版時代のタクティクスオウガの設定画が掲載されているのも大きなポイントであると思われます。
この商品に興味がある方というのはおよそ吉田氏及び政尾氏のファン、或いは"Tactics Ogre"という作品のファンであると考えられますが、そうした方であれば購入して損をしたと感じることはまず無いでしょう。作品の雰囲気に忠実な、実に硬派な設定画集です。
最後に、"アルティマニア好き"の方でお財布に余裕のある方であれば、来月発売予定の『TACTICS OGRE LOVER'S VOICE タクティクスオウガ 運命の輪 ファンブック』もチェックすることをお勧めします。本画集がアルティマニアのビジュアル面の設定資料であると考えれば、こちらは文章中心の設定資料であると宣伝等から解釈出来ます。
先に挙げた攻略本と本画集、そしてこのファンブックの3冊を揃えることで、アルティマニア並の品質をカバーし切れるのだと私は期待しています。
兎にも角にも、硬派な"TO"の世界をビジュアル面から楽しみたいというのであれば、本商品は貴方に最大限の満足感を与えてくれることでしょう。
タクティクスオウガ 運命の輪 オリジナル・サウンドトラック
タクティクスオウガの再構築ということで楽曲もそうかと思いきや、完全新作に混じって伝説のオウガバトルの曲まで再構築されてて思わず脳から変な汁が分泌されてしまいました。
オウガスタッフはどこまでファンを楽しませれば気が済むんだ!
オリジナルのタクティクスオウガにはまった方、タクティクスオウガ 運命の輪のBGMが頭から離れなくなった方、崎元さん岩田さんの楽曲が好きな方、そして伝説のオウガバトルからオウガシリーズに魅了され、松野オウガ復活に心躍って仕方ないそこのオウガ信者の人。
それらすべての人へ非の打ち所のないサントラになっていると思います。
タクティクスオウガ 運命の輪(特典なし)
オリジナルは10年以上前にプレイ済ですが、今でもハッとするような章題やギョっとするようなセリフに懐かしくも新しさを感じました。ロード時間(データインストール済)もほとんど感じさせないので快適に遊べます。
導入のチュートリアルバトルは若干詰め込みすぎな部分もありますが、ウォーレンレポートで後から確認すれば問題はないと思います。バトル画面はデフォルトで拡大表示になっているのですが、フォーカスがぼやけてるように見えるので、はっきり綺麗に見える縮小表示で遊んでます(どちらにしてもユニット表示は小さい感じはしますが)。あと自軍・敵軍の区別が分かりにくい点も多少気になりました。
ユニットの成長はミッション後、生き残ったユニットクラスにまんべんなくEXPが分配される仕組みで、例えばレベルの低いユニットでトドメを刺したり等、SRPGでよくあるシステム上の煩わしさがなくバトルに専念できます。
また新要素の50手前まで任意のポイントでやり直すことができるCHARIOTシステムもかなり便利で、例えば攻撃をしたとき命中率が低くミスしても、一手戻って再度違う場所・武器等で攻撃をやり直すことができたり、ピンチを回避することができます(同じ動作だと同じ結果)。だからといってヌルすぎるわけではなく、そのシステムを見越しての難易度になってます。当然、高難易度を求める方は全く使わない、しばりプレイも個々人でできますし、律儀にウォーレンレポートには無使用勝利数のデータは残ります…。
ユニットの成長も細かくスキル育成の楽しさもあり、ユニットの雇用・離脱と流動性もありながら、愛着ある一兵卒を育て上げることもできるのでやりこみ甲斐がありますね。
ストーリーの分岐においても、その特定ポイントからやり直すことができる新システム「WORLD」(1ルートクリア後)もあるのでテンションを持続したまま末永く遊べそうです。
ヒーローズ オブ マイト&マジック 4 日本語版
操作性の良さ。 テンポの良さ。 あちこちに落ちてるアイテム、資源を拾う楽しさ。 色々不満はあるけど、上記の良さがあるからか、ついつい長時間プレイしてしまいます。 でも難易度高いですね。 キャンペーンは、未だ初心者用を初心者レベルでクリアしただけです。
オウガバトル64
堕ちた某社が重要スタッフを引き抜いたせいで初期オウガシリーズ2作には及ばないけど、それなりに楽しめました。ただセンスを疑うような要素もあります。
1.デボネアは武器が変更できず物理属性の攻撃しか出来ないので、アンデッドは消滅できない。この点が一番嫌い。何でこんな設定にしたんでしょうか。
2.敵が落とすアイテムの入手確率が100%ではないので、クリア寸前でも泣く泣くリセットせざるを得ない場合もある。これも非常に腹が立ちます。
3.中断は出来るけど途中セーブが出来ない。ファイアーエンブレムを思い出しました。
4.必要なハードはプレステではなくて、マイナーなもの。プレステ版を出して欲しい。