Verve
VERVEがデビューアルバム以前に発表した三枚のシングルを一枚にまとめた結構おいしい編集盤だと思います。と、いうのもこの三枚というのはデビュー・アルバムに収録されている曲よりもどれも質が高く、どれも傑作と言っていい内容だからです。1.3.がEditバージョンなのとデビュー曲である「ALL IN THE MIND」が収録されてないのが少し残念ですが、でも、まあ、そんなことを感じさせないほどの名曲揃いなので、VERVEファンはもちろん、そうじゃない人にも是非とも聴いてほしい編集盤です。
ディス・イズ・ミュージック-ザ・シングルズ92-98 [DVD]
同じ3000円を使うなら、コピーコントロールCDのベスト盤を買うよりもこのDVDを買った方が絶対にお得。楽曲の世界観のまま鮮烈に網膜と鼓膜の両方に焼き付けるビデオクリップで、自宅にいながらトリップ状態。リチャード・アシュクロフトの眼には人を惹きつける強烈なエナジーが宿っていますよ。
FORTH~再生
「本物のバンドはずっと一緒にはいられないんだ。ずっと一緒にやってるなんてリアルじゃないんだよ」と語るリチャード・アシュクロフト。その言葉通り、リアルの在り処を探るかのようにして何度もお互いを傷つけ合い、お互いを引寄せ合い、解散と再結成を繰り返したバンド、ザ・ヴァーヴ。衝撃のデビューから97年の『アーバン・ヒムス』を経て完全に沈黙すまでの狂気の四年間は、時の経過と共に90年代の神話へと昇華し、次の世代にもしっかりと語り継がれていった。そして迎えた08年。多くの伝説的なバンドが再結成を果たしたこの一年、最も完璧なレベルでそれを成し遂げたのが、このザ・ヴァーヴだった。それは「前進」を意味するアルバム・タイトルにも強く象徴されている。『アーバン・ヒムス』で鳴らされた燃え尽きる直前のピュアネスのような漂白された音像ではなく、どこまでも長大でノイズに満ちた、決して円満具足とは言い難いバンド・サウンド。長いブランクを経ての本当に久しぶりのジャム・セッションでこれが自然と出てきたというのは、それがまさにザ・ヴァーヴというバンドの本質だからだ。彼らの未来は、いつだってこのノイズの「その先」にしかなかった。人と人がリアルに繋がり合うということ。そこには当然のように摩擦が生じる。しかし、それを恐れる必要など何もない。“ラヴ・イズ・ノイズ”。彼らにとって、その摩擦というノイズとは、紛うことなき愛なのだから。
FORTH(初回限定盤)(DVD付)
verveの中ではセカンドと同じくらい大好きな名盤です。生きてる内にライヴが体験できてよかった。
2008年は当たり年だったのを思い出します。さておきバンドのサウンドであったりは他の方のレビューでたくさん語られていますが、僕はあえて歌詞にふれたいです。近年のリチャードのソロでもそうであるように、とても素晴らしい哲学的な歌詞です。
仏教、キリスト教、様々な思想をリチャード流に噛み砕いた本当に「深い」歌詞だなぁといつも感じてしまいます。何も彼が宗教家だとかいっている訳ではありません。音楽であったり芸術というものは作り手の人間性が滲み出るもんですからね。本当に素晴らしい。
まさにチェック・ザ・ミーニングですね。
ノイズエピック〜バリウムスカイズの流れはヘ○インかとしかいいようがないですし、本当に唯一無二のバンドです。
何年でも待つからまたアルバムだしてライヴしてほしいです。verve大好き。
そんなアルバムです。