Yo Tengo Una Casa (A la Orilla del Viento)
安曇野のちひろ美術館で原画を見た時から絵本を探していました。
原画は貼り絵のようでしたが、絵本では素材の違いあまり分からず残念でした。
アルゼンチンの作家なので、絵本を入手するのに苦労しましたが、
アマゾンで購入する事が出来、本当によかったです。
I Can Hear the Heart Beating As One
美しい歌、儚い余韻に心底包まれます。
またこのノイジーなサウンド、その実験性がこの音楽の奥行き、可能性を広げているんでしょうね。決して刺激的過ぎるような嫌味はなく、心地良さは壊さないのに、この音楽に絶対欠かせない魅力にはなっています。相反するとも言える歌とサウンドがまるで喧嘩していないんですよね。素晴らしいバランスです。
透明感と陰を併せもった声もぴったりハマってますね。聴いてる人の心にとても素直に染み入ることの出来る音楽だなぁと思います。
個人的に選ぶとしたらM1、2、6、7などでしょうか。通して何度でも聴る作品です。
ヨラテンゴ(全て聴いているわけではないのですがm(__)m)の中で、今のところ一番好きです。本当にいいですよ。
Electr-O-Pura
かつて、ピンクフロイドのロジャーウォーターズが、
「音楽は音の有機物である」みたいな事を言っていた。
YO LA TENGO。このバンドほどそれを体言しているバンドは無いのでは
ないか、とこのアルバムを聴きながら思った。
ギター、ベース、ドラムどれをとってもシンプルで必要以上の変化や展開を
してはいない。
なのに、ギターのリフは何度も耳から体中を駆けめぐる。ベースとドラムが
作り出すリズムが、優しくメロディーを撫でていき、聞こえる音全てが心を
不思議に暖めていく。
なんの理由も解釈も必要ない。この音楽に触れているだけで嬉しい気持ちが
沸き上がってきます。とにかく素晴らしい。
単なる「音」の集合体に感動できる。
それが音楽を聴く人間の本質なのではないか。
このアルバムには一瞬で通り過ぎていく今とともに、音楽の持つ自然な感性が
余すところなくちりばめられている。
M14のBlue Line Swingerを聴いていて、ふいに涙が出そうになった。
そこにはなんの理由もない。
そのことが、私は本当に嬉しい。
音楽を愛する人なら一度は聴いてみてもらいたい作品です。ぜひ。
VISIONS OF FRANK [DVD]
contents
## introduction
ANIMATION:jim woodring & MUSIC:bill frisell
#1
ANIMATION:taruto huyama& MUSIC:keiichi kitahara/james mcnew
#2
ANIMATION:eri yoshimura& MUSIC:rubyorla/freylekh jamboree
#3
ANIMATION:art unit COCOA& MUSIC:rubyorla/yabemilk
#4
ANIMATION:tamapro/drop& MUSIC:the double/kensuke saito
#5
ANIMATION:masaki naito& MUSIC:masaya sakaue/kicell
#6
ANIMATION:art unit COCOA& MUSIC:art hand/the coctails
#7
ANIMATION:kanako kawaguchi& MUSIC:kanako kawaguchi/dame darcy
#8
ANIMATION:naomi nagata& MUSIC:tomoharu tsujimura/otograph
total time/48:18
日本の映像作家の方々がそれぞれの手法でジム・ウードリングの
「フランク」の世界を映像化した8篇+ジム自身のアニメーション作品も収録。
それぞれ、オリジナルトラックとボーナストラックが付いていて、
メニューで切り替えが出来るので、一つの映像で二種類の音楽が楽しめ、
それでまた雰囲気が変わるのが面白いです。
DVDを開けた瞬間、インナーの凝り具合に感動!
付属の16ページのブックレットにはフランクのカラーコミックや、
参加している映像作家さんや音楽を提供したミュージシャンの方々の詳しい説明などもあり、
細部まで心配りがされた素晴らしい作りです。
内容は、どの作品もジムに対する愛情がひしひしと感じられつつ、
フランクの新しい魅力にも触れられるようなものばかりで、素晴らしい作品集だと思います。
フランクを読んで、みんなこんな風に感じたり、
自分とは違う見方をしているんだなーと新しい発見も出来てとても新鮮でした。
ジムの描く世界のもっと深くまで行ってみたい人には特におすすめ!
でもジムの作品を知らない人にも楽しめるかもしれないです。