S&M~シンフォニー&メタリカ(紙ジャケット仕様)
メタリカのオーケストラとの競演ライブアルバム。
このビッグバンドは意外なことに、全盛期での正規のライブアルバムがないのだが、「シンフォニー・アンド・メタリカ」と題された本作は、バックにフルオーケストラを従えてのまさにシンフォニックメタリカともいうべき壮麗なサウンドになっている。
かつての名曲にオケが合わされると、これが意外に違和感なく、壮大かつ美麗に耳に響く。
また、メタルバンドとしての硬質感とヘヴィさも失われていないのも素晴らしく、シンフォニーが単なるイロモノとして以上の効果を上げている点も価値が大きい。
ナビゲイター HDニューマスター・エディション[Blu-ray]
今回のソフト化に感謝します。
思わずDVDとブルーレイの両方を同時購入しました。
もちろん『ショート・サーキット』も同じです。
80年代のSF映画には、今にはない独特な味があります。特にこの『ナビゲイター』は一番好きな作品で、老若男女を問わず楽しめる映画です。
ファンならとにかく悩まず買うことをお薦めします。とにかく現在手に入れられるソフトの中では最高画質です。
詳しいことに関しては、DVDの方のレビューで書いておきましたので参考にしてください。
アンドリュー・ロイド・ウェバー・ソングブック2~ラヴ・チェンジズ・エヴリシング
『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』以降のサラもいいけど、このアルバムも気に入っています。 ポップな曲と歌い方でとてもリラックス出来ます。 私がサラ・ブライトマンという歌手の名前と歌声を初めて知ったのは、クリフとのデュエット曲「All I Ask Of You」でした。 でもこのアルバムに収録されている3曲目の「Only You」のほうが、何故か私は好きですね。 8曲目「私はイエスがわからない」もオリジナルの歌手よりサラの声のほうが可憐できれいです。 1、2、4、7、11などの曲も新鮮でした。 「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」が入っていたら、もっと良かったんだけど。
クリフ・バートン~TO LIVE IS TO DiE
「最初に音楽を始めた時、人生を捧げようって決心した…全身全霊で自分自身を音楽に捧げることだ。人生の中でいろいろ出てくる下らないことで横道に逸れちゃダメなんだ。」
(本書より)
我が道を行き、妨げようとする者に取り合わず、引き下がることを拒み、自分の意思で決断していくこと。
人間関係は、妥協の連続で成り立っていると言っても間違いはないくらいに、自分ばかりに意識は注げないもの。
社会に出れば、許し難いことでも“大人の事情”で見過ごしていかなければならないシチュエーションも間々あるし、自尊心は傷つき、疲弊(麻痺)していきます。
だからこそ、自分を正当に出して生きて行くことが、どれほどタフで尊いことか…それは特に表現者にとっては大切な命題であり、余計で煩わしい雑念にもなります。
デニムのジャケット、Tシャツ、裾広の(フレア)・ジーンズ…
野暮ったいスタイル(普段着)に、気のおけない人柄が印象的な佇まい。
音楽とステージでのパフォーマンスだけで、自分自身を最善に表現することが出来たクリフには、いつもそれが自然体の姿でした。
“偶像(ロックスター)”として崇められることを極度に嫌う慎ましさ、正直さ。
現実(リアルタイム)に対面する機会は逃してしまったけれど、彼が遺した音楽や、伝え聞くエピソードの数々に、正真正銘の独創性で唯一に生きた証が、いまも尚、変わらず頑強な存在感で応えてくれます。
他界に旅立った人々の印象や存在が、日々のなかの意識に重なることが度々(普通)にあります。
それは“死”を意識しているのではなく、何よりも“生”の手応えを肯定したいからなのでしょう。
人が、それぞれのなかに生き続けて、思い継がれていくことって、きっとこういうことなんだと思いますよ。
S&M シンフォニー&メタリカ
他のレビュアーもかかれてますが、意外とクラシックと合うのですよね。なんででしょうか?クラシックの音というのは本当はヘビメタの音量より多いですから、盛り上がりという意味ではクラシックの方でしょう。そこに電気仕掛けの音が絡むのが結構いける・・というのが私の持論です。で、長期的には他のメタリカの作品より聞いている時間は多いような気がします。見に行きたかったコンサートのひとつですね。で、クラシックの方の指揮をしているのがマイケル・ケイメンであります。お若い方は、リーサル・ウエポン・シリーズの映画音楽の担当だと思っている方が多いと思いますが、僕みたいな古い人間には、かのニューロック黎明期のニューヨーク・ロックンロール・アンサンブルというクラシックからロックにアプローチしてきた有名なバンド(あんまり売れなかったですが)のメンバーであります。これだけでも感激もんでっしゃろ。