ザ・クレイジーズ [DVD]
この作品の事は全く知らずに、DVDショップで偶然見つけて、ジャケット(血まみれのガスマスク)が気に入って購入。
まあ、ジョージ・A・ロメロの名前くらいは知ってましたが。
細菌によって町の人々が発狂。
町からの脱出を試みる人々や、封じ込めを計る軍を描いたストーリーですが、
自分が気になったのは『細菌で発狂した人と、パニックを起こした人の区別がつかない』という事。
まさにそれが狙いなのでしょうが、観ていて『う〜ん?』と思ってしまう人は多いはず。
ホラー映画マニアやロメロファン向けのコレクターDVDといった印象で、万人受けはしませんね。
スナッチャ-
今では大きなドットで描かれた世界だが、それでもいまだにこれと双璧をなすADVは同社で同小島作品の「ポリスノーツ」ぐらい。
初めてプレイしたのはこのPS版だが小学生のころからMSX2版があることは名前だけはすでに知っていた。PCエンジン版も知っていたが当時は興味がなかった。それだけ自分がまだ子供だったのだろう。
しかし「JM」という映画ががきっかけでサイバーパンクというものに興味を持ち、それを求めているうちにこのゲームの名前が浮き上がった。
そしてようやくこのゲームの購入に至った。
初プレイのときはここまでホラー要素があるとは思っても見なくて、ホラーがとても苦手な私はファミコンのウィザードリィ3から久しくドット絵に恐怖した。
スナッチャーがここまで恐ろしい存在だとは思いもよらず、架空の存在だとはいえ今でも恐怖の対象である。
本人を殺して生身の人間に化けるだけでも恐ろしいが、なにより恐怖したのが、殺した本人をそのまま部屋の片隅でゴミの様に投げ捨てるところだった。
死体の多くは白骨化し中には腐敗中の死体もある。腐敗したところからハエの幼虫が湧いており、PS版は規制のためにその画面はモザイクが掛けられている。
ファンはここを残念がるらしい。それでも一瞬だけくっきりと移るので目に焼き付けられる…。
ホラー部分としても面白いが、何より面白いのがギリアンのセクハラ、セクハラである。これはポリスノーツではさらに過激さをまして進化するがここでは割愛させていただく。その他にネオコウベ焼きや、うどん屋、網膜占いなどストーリーとはほとんど関係ないものも多数あり、何度もプレイしてもあきさせない工夫が施されている。最初は、スナッチャーの恐ろしさが目立つが、2週め以降はギリアンやメタルギアなどの少しお間抜けでおちゃめなシーンが目立ち、コメディー部分がとても面白く感じるのが実に不思議だ。
ADV好きがこのゲームをプレイしないのはあまりにももったいない。是非プレイして欲しい。
最後にスナッチャーが生み出されませんように…。
スナッチャー
メタルギアで有名な小島秀夫氏の作品です。
PCエンジン版を手直しして、サターンに移植したようですが、
それほど違いはありません。
政治家や著名人になりすますアンドロイドをめぐるお話なのですが、
演出がよく出来ています。
捜査の過程で敵に襲われたりで、手に汗握るシーンの連続です。
古い作品ではありますが、プレイする価値は十分にあります。
SF/フェチ・スナッチャー 2 (ジェッツコミックス)
そう呼ばれるようになって久しい西川氏の、まさにフェチ路線炸裂名作品。ちりばめられた古典SFネタをはじめ、書き文字の中にいくつもの小ネタが。全て判る人は、かなり濃い人です。