奥村チヨ ゴールデン・ベスト
子供の頃、父親のレコードファイルをいじっていたら、たくさん奥村チヨさんのシングルが出てきました。あれから30年。まったく当時と変わらないむしろ今風で素敵な彼女の歌う、「恋の奴隸」がいいですね。
歌謡曲のすべて(上) No.1-927 (プロフェショナル・ユース)
ひととおりの年齢層に対応できます。
たまにコード違いがあるので、
一応試奏しておく予行演習はもちろん必要ですが、
これだけ、まとまっているものは、他にありません。
背を180度開いても、そんなに傷むようではない製本にも
色々な使い方で、頼れる理由です。
イントロ、エンディングも、歌詞もついているので、
非常に重宝します。
施設で、1冊は、必携ではありませんか!!
プレミアム・ツイン・ベスト 昭和歌謡ポップス・ベスト
EMIというか、要するに東芝レコードが送り出した歌謡ポップス、それもミニスカの似合うおねいさんたちが大阪万博前後にヒットさせた30曲をお聴きいただくCD2枚組である。昭和40年前後に生まれた方なら、このあたりを耳にしながら育ったはずだし、それより上の世代の方だったら、生活のどこかにこれらの楽曲が流れていたのではないだろうか。
ベンチャーズを作曲に迎えて成功した楽曲が、ここにもいくつかあることが表わしているように、東芝の歌謡ポップスは、“和”と“洋”のバランスのとり方が絶妙である。レコード会社としてまだ若かったこともあってか、そのサウンドはどこかおしゃれで、今でも新鮮に響く。
このあたりの定番ナンバーをまとめたものは、実はアナログの時代からけっこう出ていて(『ジュン・知子・チヨ』なんてLPもあった)、カセットやCDもあることはあったが、今回は超リーズナブルなプライスということで、またまた買ってしまった。
奥村チヨ5曲、欧陽菲菲4曲、渚ゆう子2曲、小川知子2曲、由紀さおり5曲、黛ジュン5曲、小林麻美3曲、そして安西マリア、松尾ジーナ、岡崎友紀、山口いづみが1曲ずつ。
まず、音質がものすごくいい(しっかりリマスタリングされているようだ)。選曲にもほぼ文句はなくて、いつものように筒美京平作曲の“せつな系”2大傑作である小林麻美「初恋のメロディー」&岡崎友紀「私は忘れない」も入っているし、いつか涙した欧陽菲菲「恋の十字路」や由紀さおり「生きがい」の収録もうれしい。あとは黛ジュン「雲にのりたい」、渚ゆう子「雨の日のブルース」あたりが入っていれば完璧?、というぐらいである。
ジャケット写真、アーティスト写真は一切なし。歌詞はあり。
それにしても今回、このアルバムでもっとも衝撃的だったのは、1曲めと2曲めの間に、チヨさんがすっかり“調教済み”になってしまっていたことだろうか。
幸福の木の花 (講談社文庫)
この本に書かれている事は私にとって非常に懐かしいく、昭和年代の奥村チヨさんや、ファンになってから自分がどう向き合ってきたのか反省せざるを得ません。
彼女の生い立ちや、どのようにして芸能界を生き抜いてこられたのか、そして彼女の生き方や考え方も知ることもできます。彼女に対する認識が変わりますよ。そして頭が下がります。考え方が自分に非常に近いことに驚きましたし、ファンになった自分が間違いなかったと確信することができました。こんなにも苦労し努力したからこそ美しく魅力的な女性になられたんだと思います。奥村チヨファンという方は是非ともこの本を読んでください。
マイブームの魂 (角川文庫)
1997年に毎日新聞社から出た単行本の文庫化。増補改訂されている。
マイブームという言葉はみうらさんがつくったもの。
本書は、みうらさんのマイブームである奥村チヨ、仏像、女装、ボブ・ディランについて書かれたエッセイ多数を集めたもの。
たとえば女装なら、どんなきっかけで女装するようになったのか、女装してのテレビ出演のこと、撮影会などが述べられている。赤裸々かつ面白おかしく自分自身のことを語っており、おもしろい。
そのたほか、奥村チヨさんのベスト盤をつくった顛末、ボブ・ディランと握手したことなど。
写真がたくさん。
多種の雑誌に書かれたもので、内容的に重複している箇所が非常に多い。