リスト:超絶技巧練習曲(全曲)@ベルマン(p)
長らく廃盤になっていた名盤がメロディアのCDで復活しました。とはいえ、まだ、amazon
には登録されていないようですが、登録されたらそちらにも書き込みます(なので評価
はそのCDを基にしてます)。
当方数種類「超絶技巧」を持ってますが、やはり、冒頭でいきなり活を入れられるのは
この演奏。きっとこういうところが、吉田秀和さんはお気に召さなかったのでしょうが、
(余り知的に聞こえない云々)これはこれでアリ。但し録音が余り良くないので、聞き
終わった後には頭ががんがんするような感じです(まさに音のシャワー)。
ある意味ハードロックのアルバムのような構成でもあり、冒頭2曲で極限まで持って行っ
たところで、3曲目以降で少しゆるめ、美メロの曲とゴリゴリ系の曲の交替、最後は穏や
かに始まり盛り上がるというこの曲集の性格を極限まで見事に表しております。
リスト本人がどのような演奏をしていたかは分かりませんが、リスト本人からも褒めら
れる演奏でしょう。
ただし、ベルマンについてはこの演奏だけで語るのは片手落ちであり、是非とも、グラ
モフォンから出ている、巡礼の時も一緒に聞くとよろしいでしょう。各々の曲の穏やか
なタイプの曲はブレンデルの抑制のきいた演奏が当方は好みですが、曲集全体のバラン
スはベルマンの方が良いですし、第3年については全曲そろってます。
しかしながらこのようなミュージシャンが冷遇されるソ連というのは何だかなぁという
感じ(それもエネルギーなのかもしれないが)。
気をつけた方が良いのはモノラル盤でもベルマンの超絶技巧はありますが(今のところ
こちらの方が世にたくさん出回っている)、録音も悪く、演奏も今ひとつですので間違
えないように。
どこかで聴いたクラシック ピアノ・ベスト101
ピアノコレクションが欲しくてどの会社のにしようか迷ったのですが、これにして大正解でした☆★音質もキレイで、CDも一枚一枚きちんと収められるようになっていて取りやすいです。そして何よりクラシック初心者の私でも知っている曲が多くて感動しました。自分が弾いたことがある曲なども出てきてうれしかったです。聴けば聴くほどその曲のすばらしさがわかってきて毎日のように聴いてます♪♪買って絶対がっかりすることは無いと思います!!
ムソルグスキー:展覧会の絵(ピアノ&オーケストラ版)
オケ版の金管が良かったのは期待通りでしたが、ピアノ版の奏者がラザール・ベルマンだったことは、買ってしばらくしてから気が付きました。アシュケナージのピアノ&指揮のCDも持っていますが、どれも味があって気分で聞き分けています。