NHK ニュースの音楽2010
結構NHKも観てるのでニュース等で使われてる曲とかも割と気になってました。それらの曲を集めたCCが出てるのを見て、「これは買いだ!」と感じて即購入しました…実は以前にCDショップで見つけて気になってたがそのCDは売り切れてしまい、買わなかった事を後悔したが(しかもそのCDショップは閉店しまい残念…)ネットで見つけて「よし!今度こそ!!」って買いました。買って正解でした。
ルフィの仲間力 『ONE PIECE』流、周りの人を味方に変える法
『ONE PIECE』の連載が始まったのは1997年。私はまだ社会人になったばかり。
「へえ〜、海賊のマンガなんだ。変わっているなあ・・・」と週刊少年ジャンプをパラパラとめくって読んでいたときから15年経った。今や国民的マンガとなり、単行本は、日本の書籍全体での初版発行部数新記録を樹立している。巻63までの累計発行部数は、2億4000万部というまさにモンスターマンガである。
この人気の秘密は何か。
それは中心的なテーマが「仲間」であると筆者は述べている。
仲間の存在は、生きるうえで欠かせないもの。仲間がいるからこそ、どんな逆境であっても頑張ったり、一緒に喜びを分かち合ったりできる。誰もが持っている「かけがえのない仲間が欲しい」という欲求が、ワンピースをモンスターマンガに押し上げたのであろう。
では、どうしたらルフィのように仲間を集め、絆を深め、その仲間たちと大きな夢をなかえられるのか。そのための4つの方法について本書はまとめている。
1.仲間を集める方法
2.仲間と助け合う方法
3 仲間と信頼を強める方法
4 仲間と一緒に成長していく方法
4つのどの方法についても概ね理解することができた。今の職の立場からすると「2.仲間と助け合う方法」がとても参考になった。それは以下の通りである。
仲間と助け合う方法
◎自分の弱さを仲間に見せる
◎仲間の弱さや短所をバカにしない
◎自分の短所は仲間が補い、仲間の短所は自分が補う
◎困ったときは、素直に助けを求める
◎一緒に過ごす時間を増やす
◎言葉によるコミュニケーションを活発にする
◎相手の名前を呼ぶ
◎仲間のためにできることを常に探し続ける
◎お互いに間違えを指摘し、間違えは素直に認める
◎ライバルを仲間だと思う
◎役割によって、リーダーを変える
◎必ず活躍できる場を用意する
「最高のチーム」を今後もつくっていきたい。
いかにして問題をとくか
子供の塾の算数のテスト問題をみて、あまりの発見法的解法にちょっとあきれ気味に
なって、何かヒントはないかと思い、拝読しました。随所に参考となる記載があり、
広く自然科学もしくは実際的問題の思考法にも応用可能な記載が含まれています。「
訳者のことば」では、今までの教育では一般的な知識を与え、それを問題にあてはめ
て処方通り解けばよいという「料理本的」なものであったが、本当に学問を深め、そ
れを活かすための新しい心の創造のために、どうすればよいかが説いてある、とおっ
しゃられています。この書を翻訳されたきっかけと一晩で原著を読んでしまったとい
う訳者の意気込みと興奮が伝わって来ます。「その問題を前にみたことがないか、同じ問題が少し違った形になっ
たものをみたことがないか、似た問題をみたことがないか、未知のものをよく見て、
以前に未知のものが同じか、よく似た、みなれた問題を思い出せ!」ということが繰
り返し述べられます。前半は少し退屈になるかもしれませんが、p139の「未来の数学者」あたりからが佳
境と思いました。確かに、数学教育においてはこの側面があまり強調されないよ
うに思います。一応の内容を理解した者には、「思い出せ!思い出せ!思い出せ!」
とまず語りかけるべきではないでしょうか?和田秀樹氏の「暗記数学」の真の意味す
るところはこのことではないでしょうか?難しいのは、「思い出す」問題解答経験が、
教わる側の各々で相違があり、一律に思い出せと言っても、各々が想定する経験に多
様性がある。そこでどうしても前述の「料理本的」な教育に実際上なってしまうので
はないかと思いました。さて、では発見法的なひらめきや思いつきは、もっぱら「思
い出す」ことによるのでしょうか?筆者は、いい思いつき=目先がきく、つまり、物
事を観察し、すぐさま本質を理解することが前提としてあり、それによってひらめき
とともに以前から知っている知識を整理できると述べています。本質の理解がひらめ
きを導くということです。また、問題を解くというステップを解析と総合に分けて考
えられており、解析は解法の計画を立てること、総合はそれを実行していくことを指
します。解析には結論から後ろ向きに考えていくことも述べられており、受験数学に
おけるテクニックとの共通性を考えると興味深いものがあります。個別的な記載とし
ては、幾何学的な事実を知らなくても大きな損失はないが、幾何学的な証明を学ばな
ければ、真実の最も簡単で、よい実例を知らないままになり、その損失は大きいと頷
ける記載があります。また、幾何学の問題における三角形はできるだけ一般的な三角
形(45°、60°、75°)を書くのがよいという実践的なアドバイスもあり、幾何学の
問題でなくても図に表現することが細かい条件をいっぺんに把握するにはよいと勧め
ています。すべての自然科学のstudentに参考になる言葉が随所にちりばめられてい
る一冊です。
ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書)
宇宙飛行士選抜試験題材にしたNHKスペシャル「宇宙飛行士はこうして生まれた 〜密着・最終選抜試験〜」(2008年3月放送)を、新書化したもの。私は、TV放送をみたときも「すごい試験だなあ」と思いましたが、今回、新書で改めて読んでみて、いっそう感心・感動しました。TV放送をみた人も、ぜひ本書を読まれるといいと思います。
今年読んだ新書の中でも、もっともおもしろくためになった本かもしれません。
(a) 健康や知識の試験だけでなく、1週間の密閉空間での集団生活中の行動・能力を観察する試験、NASAでの技能・面接試験など、多面的かつ究極に深い試験(試練)には、素直に驚いてしまう。
(b) 自分のキャリアを捨ててでもひたむきに宇宙を目指す気持ちや、「リーダーシップとフォロワーシップの関係」や、「折れない心」など、宇宙飛行士と関係のない普通のひとにとっても、参考になる部分がある。
(c) 候補者一人ひとりの人柄や経歴が描かれ「さまざまな分野のほんとうに優秀な人たちが集っているんだなあ」と感心する。そして読み進めるうちに、全員を合格させたいと思うほどこちらも感情移入してしまう。どの人も、個性的で優秀で、しかも人生への向き合い方がかっこいい。
今回の試験は、技術者タイプよりは、船長(リーダー)を担える人材を採用するとの意図があったと書かれていますが、本当にそれを感じさせる優秀な人たちだと思いました。こういう人たちがいる限り、日本もまだまだ捨てたものでないと思います。
私も、少しでも彼らに近づけるよう、能力向上を図り、人生を前向きに生きたいと思いました。
魅力的な本です。お勧めします。