バチカンの嵐 [VHS]
スーパーマンでの三枚目的なクリストファー・リーブではなく、二枚目でかつ野心的なクリストファーを楽しめます。
ストーリーは、思っていたよりも結構おもしろいと思います。
どこかに「神の救い」に通じるような会話があり、心が和む瞬間もあります。
実際のクリストファーは熱心な信者ではなかったらしいのですが、ここでは牧師を演じています。衣装もさることながら、十字架とクリストファーの紳士な表情がとても合います。
ダ・ヴィンチ・コード コンプリート・ボックス (完全初回限定生産) [DVD]
コンプリートボックスのエクステンデッド版の本編はすばらしいです。原作のプロットをほとんど損なわずに映像化されています。
劇場公開版は正直言って、キャラクター設定も謎解きも何もかも変更や省略が加えられ、あまりに原作とかけ離れてつっこみどころが満載でした。今思えば、物議を呼ぶような地雷を踏まないように監督をはじめ、多くのスタッフが泣く泣く削った結果だったように感じます。
それが、今回のコンプリートボックスのエクステンデット版はようやく完全版と言える筋の通った作品になっています。ポイントなのはただ、長くなっただけではなく再編集されて台詞やシーンが変わっているところですね。
原作ファンの方で、通常版をみて納得の行かなかった人は是非エクステンデッド版を見たほうがいいです。この映画の評価が変わるはずです。
バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架 (角川ホラー文庫)
今回は吸血鬼。
危うく平賀が生け贄にされそうになります。
いくら彼が見眼麗しい聖職者で童貞だからって・・ちょっと年が行き過ぎ
だと思います。
クチャリヌス教授よく見抜いたなぁ・(単に、傍に手ごろな生け贄候補がいただけ
だと思いますが)
相変わらず作者さんの文献の幅広さに舌を巻きます。
ケルトまで出てきて興味深かったです。
ジュリア司祭もチラリと出てきて次作も楽しみです。
ザ・ライト エクソシストの真実 Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
アンソニーホプキンスがエクソシストを行なう神父役で登場。
エクソシストを懐疑的に思う若い神父を、
その悪魔的な言動で真実に導いていく。
バチカンや新婦の居宅の雰囲気が、
ものすごくヨーロッパ的で、
悪魔の存在にリアリティーを与えてくれる。
イタリア娘の視線も怖い。
後半のストーリーも予想できるのだけれど、
見入ってしまう面白さ。
「羊たちの沈黙」もそうだが、
アンソニーホプキンスは、
若者に理性や道徳を背景した世界の先にある、
ダークサイドの存在に導くような、
いわば「黒い教師」の役を与えると、
どんぴしゃにはまる。
「名を名乗れ!」
アンソニーホプキンスの演技がこの映画最大の見所でした。
Holy~ザ・ベスト・オブ・ヴァチカン・クリスマスコンサート~
93年からローマ郊外に50カ所の教会を建設するために、ヴァチカンでクリスマスチャリティーコンサートが開催されるようになったが、これは、98~2000年、目標達成までの最後の3年間のハイライトアルバム。
まず、サラ・ブライトマンの天の声のような、ホーリーナイトではじまる。その繊細かつ豊かな歌声は、筆者が趣味で集めた数十枚のクリスマスアルバムに収められた数々のホーリーナイトの中でも秀逸である。
続いて地元イタリアの新鋭、フィリッパジョルダーノのアヴェ・マリアの熱唱を経て、曲はポピュラーにうつってゆく。
北米とヨーロッパの著名なアーティストが勢揃いして、
美しいコーラスあり、迫力あるヴォーカルあり、暖かくも熱のこもった歌声あり。異なるスタイルの歌手によるデュエットは息がぴったりあいながら真剣勝負。
クリスマスにはおなじみのナンバーばかりだが、アレンジも新しく、
ジャジーに、クラシカルに、ポピュラーにと耳にここちよいが、そこはヴァチカン、どこか敬虔な雰囲気がただよう。
すべての歌手の熱唱と観客の拍手が胸をうつ、かなりおすすめなアルバム。
なお、余談だが、レノンとヨーコが歌う以外のハッピークリスマスが収録されたアルバムを初めて聴いた。
あの名曲も、ついにオリジナルから離れた・・・時代の流れを感じる。