地球を走った男 ~間寛平アースマラソン なぜ彼だけが地球一周、走れたのか?~ (ヨシモトブックス)
アースマラソンの様子は、ネットで毎日のようにチェックしていました。
このマラソンの影響で、週末のジョギングの距離も少しずつ延ばしていこうと考えるようになりました。
本の内容は主に、
間寛平さんの「ナチュラル ボーン ランナー」ぶりや、マラソンの経歴について
アースマラソンが誕生するまでのいきさつ
アースマラソン後の様子 について書かれています。
出版元のヨシモトについて少し持ち上げ過ぎの感はありましたが、鼻につくわけではなく、
私は好感をもって読みました。
寛平さん視点で描かれているのではないので、ファンの方には物足りないかもしれませんが、
イベントをプロデュースする方や、アースマラソン誕生までの取り組みについて知りたい方には参考になると思います 。
大阪ソウルバラード 番外編
私は昔、ラジオから流れたオール巨人の「あんじょうやりや」を聞いて感動し、シングル盤を買いにレコード屋さんに走ったことがある。男が外出先からアパートに戻り、部屋の明かりをつけると、一緒に暮らしていた女の荷物がなくなっている。この曲は、全編その男のしみじみ切ないモノローグを巨人が熱唱するきまじめで美しい音楽である。今まで苦労をかけたけど、これからうまくやって行けると思っていたのに、そんなときに出て行ってしまうなんてお前は本当にアホや、という趣旨の呼びかけと、天神祭りに出かけたときの情景などがあって、ラストは「あんじょうやりや、元気でやりや」「あんじょうやりや、ええ奴探しい」と結ばれる。歌謡曲の中には、時々埋もれた真の名曲というものが現れる。オール巨人のこの歌も名曲だ。だが、CD化されることはおそらくないだろうと、私は考えていた。それが思いもよらぬ形で、オムニバス盤の中で甦った。ありがたいことである。色物・企画物であったとしても、CD化されることは本当にありがたい。寺島まゆみさんの作品もCD化されないだろうかと痛切に思う。
魂のゆくえ アースマラソン766Days (ワニプラス)
何でだろう。読みながらこんなにぼろぼろ涙が出てくるのは。
寛平さんがアースマラソンをする前、もしくは、途中かな?そんな時かに、「東に向かって出発したら、西から戻ってくる」と、言ってたことがありました。
個人的にものすごくこの言葉が頭に残っていて、寛平さんって相変わらず、しょうもないけど、おもろいこというなあ、と思っていました。
アースマラソンについては、他の方に比べれば、それほど毎日ブログなどでチェックする者ではありませんでしたが、心のなかでずっと「今頃どこ走ってるんかな〜」とか、「体、大丈夫かな〜」と思っていました。
本の内容は、寛平さんの日記形式で、アースマラソンのことが綴られていきます。
太平洋横断での同船者の方との関係、アメリカ大陸横断での多くの人との出逢い、アメリカ大陸横断の時に知った親友忌野清志郎さんの訃報、大西洋横断から、ユーラシア大陸横断でのアクシデント、そして、病気、そしてまた走り続けていく過程、ユーラシア大陸各国での出逢い。そして、ゴール。
それらは僕が実際に体験したことではないのに、寛平さんの言葉を通じて心に染みてきました。
寛平さんという人間を通して、ありきたりな表現ですが、人と人との出逢いは凄くて強くて深くて、お互いに影響しあっている、そしてそれが強い結びつきなっていくということを感じました。
ところどころ笑わしてくれるところもありますが、それらもひっくるめて、涙でいっぱいでした。
最後に。
あとがきの後半の文集は、寛平さんからの大事なメッセージだと思います。
アースマラソンをして肌で感じて、心の底から出てきている言葉だと思います。
しっかりと受け止めましたよ。寛平さん!!!
一歩60cmで地球を廻れ~間寛平だけが無謀な夢を実現できる理由~ (ワニブックスPLUS新書)
今日1月14日にたまたま、寛平さんが癌ということをテレビで知りました。
癌が分かった寛平さんは、インタビューでこう答えています。
前立腺のがんということが解りました。
それから精密検査に入ったんですけど一週間はほんと不安で、
「このままアースマラソンを続けれんのか、この病気は治るのか、ひょっとしたら死ぬんかなぁ」とかいっぱい思いました。
不安で寝られへん時もいっぱいありました。
でも、精密検査したあとトルコの先生、アメリカの先生、日本の先生、いろいろ話合ってもらって、そして結果が出て、
「寛平ちゃん、良かったな!まだ幸運や!注射をし、そして薬を飲みながら治しながら走れるで!」
ということを聞きました。
もう、その時はめちゃめちゃ嬉しかったです。
ほんまに、ほんまに、ものすごく嬉しかったです。
癌という大病を患ってもなお走り続けたいと切望する寛平さんのことばに涙が出ました。
寛平さんを走らせるものは何のでしょうか?
ぼくはそれが知りたいと思いました。
寛平さん自身の執筆ではないのですが、☆は5つにさせていただきました。
みなさんが読んだときどう感じるかが楽しみな一冊です。
【低周波治療器】AT-mini(ATミニ) - アースマラソンの間寛平さんも愛用しています!(寛平さんお帰りなさい!!)
ストラップが標準装備されていない。また、2セット分のパッド(低周波導子パルス)しか標準装備されていない。なのにこんなに高価なのに不満です。サービス精神ゼロではと感じました。効果は只今テスト中。