インファナル・アフェア III 終極無間 [DVD]
遂に揃いました。我が家のDVDボックスにこの三部作が!度肝を抜かれるほど面白かったI、深みが加わったII、そして『ザ・完結』III。I、IIを観た人は必ず観なければならないでしょう。じゃないとインファナルアフェアを観たとは言えません。I、IIをまだ観ていない人はまず先にそちらから観て下さい。IIIだけ単品で観てもわからないと思います。Iは表側、テレビで流れるニュースのようなもの。過去を描いたIIは、正に影です。表面にじっとりついている影。そして、今作IIIはニュースの裏側、側面であり、出来事の全てです。時間軸が交差し、場面場面で主人公が変わります。頭に?を浮かべながら観るシーンも多いです。しかし、最後まで観ればインファナルアフェアの全てがあることが分かります。更に二回目は違う物語として観ることが出来ます。そして、全てのシリーズを観終わった後、もう一度全作を見直すことによってまた違った見方が楽しめます。シリーズを重ねるごとに面白さ、話の深さが増し、何度観ても違った見方、新しい視点が生まれてきて面白い。語り尽くせないほどの面白さ!何はともあれ、I、IIしか観ていない人、あるいはそのどちらかしか観ていない人は絶対に観るべきです。できれば二回観てほしい。と、切に思います。
インファナル・アフェア 3部作スペシャルパック【初回生産限定】 [DVD]
マフィアに捜査官を潜入させる警察。
警察にメンバーを潜入させるマフィア。
内部情報の錯綜。息詰まる攻防戦。
しかし、これは単に警察とマフィアの対立を描いた映画ではない。
警察官としてマフィアに潜入したヤンは、悪の組織で働くうちに自分が善人なのか悪人なのかわからなくなってしまう。
一方、マフィアのメンバーとして警察官に扮するラウは、善の組織(警察は善であるか、という議論はさておき)で働くうちに、身も心も善人になることを激しく(という強い言い方がここではふさわしいだろう)望むようになる。
一人の人間の中で対立する善と悪。
それが描かれているからこそ、この映画には単なるエンターテイメントでは終わらない重厚さがある。
インファナル・アフェアIII 終極無間 オリジナル・サウンドトラック
ずっと欲しかったのだが、このシリーズの名曲(3曲目)が1・2のサントラには入っていなくて、今回3のサントラに入っていることがわかり、すぐに購入。聞いてみると、そのほかにも欲しかった曲が入っていて、凄く得をした感じがしました。
「いい作品には、心に残る曲が使われているものだ」が私の考えですが、この作品も素晴らしい作品です。サントラとセットで手元においておきたいものの一つです。