アキラ ― INTERNATIONAL VERSION [VHS]
最初にこの映画と出会った時の衝撃は、今でも忘れられない。
観てからの1週間、毎日のようにアキラの夢を見ていたような気がする。
漫画で見知った大友克洋が、スクリーンを手がけるとこうなるのかと
唖然として息を呑んだ思い出。
全てが文句なく、かっちょいい!
金田のバイク、鉄雄の覚醒、壮大なネオ東京が不穏な湿気を孕み、人間たちが血なまぐさい路地を、野良犬の如くひた走る。
王のように君臨する「力」。
その「力」という、目に見えない存在を、壁を叩き割り、
耳から血を噴き出させることで、見事に知らしめる、
ここに「力」は存在すると。
これぞ大友克洋。
この映画なくしてジャパニメーションの進化もなかった事は、
火を見るよりも明らか。
原作と結末は異なり映画でも漫画でもアキラは余すところなく堪能できる。
映画の結末も、個人的には好き。
この世界観。どうせなら片足でなく、全身どっぷりのめりこみたい。
毎日、夢に見るほどに。
AKIRA(3) (KCデラックス 13)
計り知れない巨大な力をめぐって、それぞれの人間の野望と、それを防ごうとするものの戦い。そしてその戦いの犠牲になった者への怒りか、あるいは悲しみによって、この世の終わりとも思えるようなとてつもなく大きな力が解き放たれる。1,2巻で登場した人物たちの謎は深まり、ますます「AKIRAワールド」へと読者を引き込む物語が展開します。
とにかくSFファンなら必見の1冊です。
ロボットカーニバル [VHS]
ロボットをモチーフにしたオムニバスだが、今となっては超豪華といっていいような演出陣がそれぞれの短編を監督している。その中でも大友克洋以外で印象に残るのは、今ではアメリカで評価を得ている、「カイト」、「イエロー・スター」などの18禁アクション・エロアニメの巨匠となった梅津泰臣の「プレゼンス」や、後にまた「MEMORIES」で大友オムニバスに参加する森本晃司の「フランケンの歯車」。また、北久保弘之、貞本義元、前田真宏という超豪華トリオによる、後の「老人Z」を予想させる北久保テイスト満載の「明治からくり文明奇怪奇譚-紅毛人襲来之巻」。それから、マオ・ラムドの「CLOUD」も強い印象を残す。ただ、それ以外の演出陣がそれほどパッとしなかったこともあり、DVDを購入せずともビデオで観れれば十分という感も正直ある。
【Amazon.co.jp限定】 AKIRA Blu-ray 30th Anniversary Edition(初回限定生産)
Gakuponさんほど綿密な評価は出来ないんだけど^^;;、劇場公開当時、ストーリーとかさて置いて絵の迫力に驚いたのを憶えてます。連載中の原作の方より先に結末が見れるというのも話題になりましたね〜。
ネオ東京のリアルさに目が痛くなった記憶と、鉄雄のメタモルフォーゼにビックリしたりした記憶も(気持ち悪かった記憶も?)懐かしい・・・
後はバイクシーンのライトの光路もカッコ良かった。^^
あ、原作と違ってミヤコ様がサブキャラで簡単に死んじゃったのは驚いたな。うん。
AKIRA Original Motion Picture Soundtrack
作中の音声がところどころに入ってます。
どうせだったら『デコ助野郎』も入れて欲しかったな、と。
音楽だけ聴きたい人には向かないかもしれないです。