復刻!東映まんがまつり 1973年夏【DVD】
子どものころ、父に連れられて初めて行った映画館は暗くてワクワクドキドキする空間でした。
その当時絶大な人気があった石森章太郎の「仮面ライダー」と永井豪のアニメが、映画館でしかみられない特別な組み合わせで上映され、劇場の中は親子連れで満員でした。夏休み明けの始業日に特に男の子たちは「東映まんがまつり見た?」で会話が始まったことを覚えています。
昭和の子どもたちが一番幸せだった時代ではないでしょうか?
ネツケ キュージョン デビルマン(デビルマン)
顔色の悪いキューピーちゃんですが、”デビルマン”のコスプレをしておられるので許してあげてください。
購入してから一年程、結構乱暴に扱っているのですが、未だに”どこぞが欠けたじゃねえか!”とかいう現象は起きておりません。(頭部の黒い羽の部分など、いかにも欠けそうですが・・・欠けるどころか、色落ちすら皆無です。)
ぐにぐにぐにぐに・・・と自分で触ってみるとわかるのですが、確かにこりゃ”壊れねーな”ってなのが感触でも解ります。
値段以上の”良い仕事”が施してある逸品と言えるでしょう。
デビルマン 妖鳥シレーヌ編 [VHS]
原作のテイストや匂いを上手く残しつつも、アニメーションという表現方法を用いて、原作を表現しようとした良作。
原作をなぞることをよしとせず、更にそれより上を見せよう、面白くしよう、とする制作者の強い意気込みが仄見えつつ、それが成功している稀な作品だと思います。まったくのオリジナルにするなら「原作付き」をベースにする必要はないし、原作をなぞるだけなら映像化する意味はあまりない。そのどちらでもないアニメーションとしての原作デビルマンの世界を創りあげています。
未見の原作ファンや、先般の実写版映画によって初めてデビルマンに触れた方、是非これも観ておくことを心からお勧めします。
オレは悪魔だ,デビルマン! [VHS]
OVA版デビルマン、「悪魔誕生編」「妖鳥シレーヌ編」誰もが第三作目の「ハルマゲドン編」を楽しみにしていたと思います。
事情は知りませんが第三作目は作られませんでした。同じスタッフが作ったチビキャラのアニメ三部作です。
音楽も本作と同じで、ハイクオリティです。ストーリーもレベル高いです。不動明に乗っ取られたアモンの魂がカイムに転生していたとか、
癒されるものがあります。ちょっとマニアックな世界ですがデビルマン好きは見る価値あります!これ作るお金でハルマゲドン編は作れなかったのかな―?
新装版 デビルマン(2) (講談社漫画文庫 な 2-38)
デビルマンでも人気の高い場面の一つのデビルマンとシレーヌとの血戦を収録した巻。デーモン最強の女戦士で実に残忍な性格のシレーヌ。だがその姿は実に美しく気高い流石の明でも珍しく大苦戦を強いられた相手だ。だが一番の見所はそのシレーヌが最後の力を振り絞りデビルマンに襲い掛かるシーン。その最後はやはりとても美しく輝いている。また同時に残忍なシレーヌもやはり一人の女性の人格があったのだと感じられると思う。後半にデビルマンとジンメンとの闘いも収録されているのだがまたそのジンメンが最悪な奴でありそのジンメンの能力に軽くトラウマになる方もいるかも知れない。最終話ばかり注目される中でもこのシレーヌの血戦もやはりデビルマンの話の中の珠玉の名場面だと言えるだろう。