人前でプロとして音楽家として立つ人には、ごくたまにすべてを把握しないと気が済まない人がいる。もちろん、達郎はこの種の人間である。
最近、マイケルジャクソン、『Thisisit』を見たら、そういう意味で「おなじだ・・」と思った。プリンス、マイルスデイビス、マドンナ、パットメセニー・・・大きかろうが小さかろうが、舞台の上で一緒に演奏する人のどんな小さな音もすべて聞こえ、かつ、記憶してしまう人たちである。
本作は、80年代の山下達郎のホールツアー(1面2曲をのぞく)の模様が収められており、直近の2008−2009ツアーまで彼のコンサートの内容・方向性は変わらない。ギミックはなく、ひたすら音楽を楽しむ構成である。しかし、2002年のツアー、2008−2009ツアーを聞く限り、本作に比較して「達郎本人の歌唱力が上がっている」ということはハッキリ断言しておきたい。それから、おそらく数年内に出るJOY2を聞いたときに、現在のコーラスワーク(国分友里恵、佐々木久美、三谷泰弘)の素晴らしさに感動することは間違いない。(その一端をお聞きになりたい方は『白いアンブレラ』のシングルをお買い求めください)繊細さという点では、40代、50代と演奏も歌唱も熟してくるのです。
とはいえ、本作に収められた30代の圧倒的なパワフルネスに満ちたすばらしい演奏・・・プラスチックラブのグルーブ感、いまはなき六本木PITINの雰囲気、GetBackInLoveのイントロを聞くと「弾けなかったキーボードの人が首になり開始が遅れた」ツアーだったなあ、とか、コーラスの故Cindyのソロアルバムは鳴海さんのprdで結構聞いたなあ・・とか、オジサンとしてはいろいろなことを思い出します。
これからミュージシャン、特にドラム・ベースをやりたいという人に絶対聞いてほしいアルバムです。
このアルバムは、青山純・伊藤広規の代表作でもあるのです。
山下達郎の業の深さをご堪能ください。。
今の山下達郎しか知らない方は、初期のオリジナルアルバムを聴いてほしい。
そうすれば彼の素晴らしさが分かるはずだ。当時の音源が色褪せることなく聴く方に共感を呼ぶ究極の名盤!!。
てっきりE♭用の楽譜と思って購入しましたが、C用の楽譜でした。初心者では使えません。音楽の基礎がある人には良いと思いますが。
大学生当時、このアルバムの1曲目「スパークル」のイントロを初めて聴いた時の感動は、今も鮮明に覚えています。他の方々もおっしゃるとおり、ボクにも衝撃でした!それまで、洋楽ロックを聴きあさっていたボクでしたが、「おっこれは、どのバンドだろう?TOTOか、ジャーニーか?」と思ったほど、これまでの日本人には出せないサウンドだったのです。あぁ懐かしや!! アルバム通してジャケットの雰囲気そのままの楽曲が並び、確かに「ヘイ!リポーター」は異質でしたが、その他の曲が素晴らしかったです。ビールのコマーシャルソングだった「ラブランド・アイランド」といい、「ミュージック・ブック」といい、正に音の洪水、サウンドシャワーです。奥様に提供した「モーニング・グローリー」もいいですし、そしてフィナーレを飾る「ユア・アイズ」が最高にカッコイイですね。オール英語歌詞ですが、今でもよく口ずさみます。 このリマスター盤には、アナログLPには未収録のシングル盤「あまく危険な香り」がおまけに入ってます。こちらも名曲です。 一家に一枚、家宝にすべきCDアルバムですよ!!
ンもう最高。山下達郎なら、これです。歌唱、サウンド、歌詞、完璧で隙のない名曲。4、5年前にGood Luckとかいうドラマがありましたが、この曲にインスパイアされたのかと思うくらい、はまってましたね。20年以上たっても輝き続ける名曲。
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