はじめてこの方の作品を読みました。なかなか読み応えはあるし、文章もしっかりしてて好きです。
ただし、謎解きとしてはおそまつなところが見受けられ・・・☆3つです。
ここからはネタバレに注意!!
犯人が島から抜け出す方法、どう考えても不自然だと思うのですが・・・。
ぜったいに周りに気づかれるでしょ。
その部分を読んで、一気に興ざめでした。
残念。
面白かったんだけど、自分が抱いていた犀川先生や萌絵のイメージと 大分異なり、違和感があった。自分の好きな小説の映画化やコミック化にはよくあることだから、それはしょうがない。
筋は小説で読むよりよく分かって、親切だなぁって思った。コミックから読むのもありかも。
珈琲のすべてがわかる事典
ただのコーヒー好きなら、納得の入門書。
まぁまぁコーヒーにはうるさい人には、目からうろこの内容ウンチク本。
プロの珈琲関係者には、ここ最近の業界を知る情報誌。
この一冊を読めば、だれでもコーヒーを語れるようになる気がする一冊です。
とは言えある程度楽しんで読むことは出来ました
この内容ならここまで厚くする必要がないと思いますが。
次の巻に期待します
私と森博嗣さんの作品との出会いは“まどろみ消去”からでした。 そこから“レタス・フライ”に至るまで、彼の作品にどっぷり浸かりました。
私は短編を通じて犀川助教授と西之園萌絵のイメージが定着したせいか、 レビューにて多く書かれていた「キャラクターのブレ」を殆ど感じませんでした。 いや逆に短編に書かれた彼らと、“すべてがFになる”の彼らに、 違いなどなかっと思います。
ツーシータのスポーツカーを見て「低機能だ」と考える 犀川助教授のベースは全くブレていませんね。
森さんの作品には工学者としての信念というか心得が随所に見られ、 エンジニアの端くれとしては、とても心躍るものがあります。 「表現や解説に専門用語が多い」などの感想も多いですが、 工学を専攻した者にとっては全く問題ないものと考えます。
まぁ「万人に受ける作品でなければ」と思う方からみると敷居は高いか。 でもそういったアプローチでミステリィを書き上げたところは 「流石だ!」と唸ること、この上ないのではと思いました。
本作品の“THE PERFECT INSIDER”は、本当に完全な内通者だったと思います。 自分が今まで生きてきた中でBとDが仲間外れだなんて思わなかったし (いや数字で表されていたら解った。なんてのは言い訳ですね。) そういったことを気付かされたことも、とてもいい作品と思った要因の一つです。
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